2005年02月09日(水) |
汚れちゃったのはどっちだ。 |
あたしには好きな人がいる。 その人は同じ集団に属している。 あたしはその人を見ることが出来ない。 照れてしまうからだ。 目が合えば、きっと気持ちがばれてしまうだろう。 好きだと気付かれたくない。 そっと、想うだけでいい。 自販機でジュースを買う、その姿を盗み見ては溜息を吐く。 あたしのものにはならないとわかっているから。 でも、やっぱり好きだと思う。 ドキドキで息が詰まりそうになる。 すると、向こうから、別の人がやってくる。 その人は、あたしの好きな人が自販機のボタンを押す、その背中のすぐそばを通る。 こちらへやってくる。 ドキッとする。 ニアミスだ。 動揺に気付かれてはならない。 伸びをするフリをして顔を背ける。 視界からあたしの好きな人と、こっちへ向かってくる人が消える。 こっちへ向かってきた人があたしの上へ伸びようとしている腕を掴む。 ぐいっと無理矢理下ろされて、あたしはおとと、と前のめる。 すると、腕を掴んだその人と目が合う。 その人は目でモノを言う。 『わかっているやんな?』と。 そう、あたしは、この人のカノジョだ。 わかってるよ。 目がそらせないまま、あたしの彼氏越しに、あたしの好きな人が、見える。
そのまま、記憶が途切れて、気付いたらあたしは土下座している。 彼氏は怒っている。 あたしのことを見ないで、不機嫌そうにそっぽを向いている。 あたしは必死に謝っている。 なんで怒っているのかわかんないけど、あたしが悪かったから許してください、ごめんなさい、と。 必死に謝っても、彼氏はあたしを見ようとしない。 声すら、かけてくれない。 ごめんなさい、ごめんなさいと地べたに頭をこすり付けて謝っているうちに涙があふれ出る。 あたしはこの人に嫌われてしまった、と思う。 あたしはこの人じゃないとだめなのに、とも思う。 けれど、何故怒らせてしまったのだろう。 思い当たるフシがひとつもないまま、泣きながら土下座し続ける。 ふと、この人は気付いているんじゃないかと思う。 あたしが、あの人を想っているということを。 そんな素振りは見せてないのに。 あたしは、この人を裏切ったんだろうか。
・・・そんな夢を見ました。 陳腐な恋愛小説のようですが。 二日連続で見たら流石にげんなりもしますって。 なんの訴えよ。 夢は無意識の具現化ともいいますが。 起きてホントにげんなりした。 あたしって一体って思った。 浮気願望でもあるのか? てゆか、何故二日に分けてみたんだ、そんな夢を。 結局あたしは優しくない。 思いやりの気持ちってなんだろうと思う。 あたしってホントややこしい。 構って欲しいのに、構って欲しくないし、ほっといて欲しいのに、ほっといて欲しくない。 考えることが多すぎて、今日は疲れては寝るの繰り返しだった。 どこまでが本当で、どこまでが嘘か、それは他人にはわかりようもないことだ。 聞けば答えてくるだろう。 けど、聞けないのがあたしで、聞かないまま思い込むのもあたしだ。 結局、あたしは、なんなんだろう。 位置取りがつかめなくて、考えても考えてもわからない。 自分の位置取りがわからなければ、あたしが相手をどこにおいていいのかもわからない。 あたしに、どうしろっていうんだ。 違う、それは相手のセリフか。 じゃあ、あたしはどうしたいんだろう。 ifのシミュレーションは、どうやってみてもどれもリアルでどれも非現実だ。 今のあたしは、相手のことを考えたくない。 けれど、考えずにはいられない。 好きか嫌いかで言えば好きだと思う。 けど、相手の中のあたしの価値がわからなくて、途方に暮れてるんだと思う。 あたしがいないとダメだと言う。 それが嘘だとは思わない。 でも、あたしが一番じゃないってのもわかる。 肌で感じる。 あたしはこれよりも下、これよりも下、これよりも下、ってずーっと位置取ってきたけど、それはなんでも低くないか?って思うとこまできちゃったから、こんな気分なんだろう。 相手にとって、あたしはあんまり価値がないんじゃないかと思う。 こないだは、都合のイイ女なのかと思って凹んでたけど、それよりも位置は低いんじゃないかと思う。 もっと無邪気に、もっと天真爛漫に。 なんていうか、コレクションのひとつ、みたいな感じ。 あたしを都合のイイ女扱いできるほど相手は悪い人じゃない。 その不器用さが愛しくもあり憎くもある。 モノ扱いは慣れてるから、ってあたしは人生で何度口にするんだろう。 いつまであたしはモノなんだろう。 肝心な時に主張しないから、いつまでたってもモノなんだろうか。 起こってしまったことは、もう修正がきかない。 だからあたしは途方に暮れる。 あたしが求めるものはとんでもないものなんだろうか。 イヤだって言うことができない。 心は痛んでも、泣くことができない。 胃が痛くて、肌が荒れて、顔に吹き出物ができる。 あぁ、過度のストレスを感じているんだなと思う。 あたしからメールするまで、構わないでって言った。 それは十割の本音で、十割の嘘だった。 わかった、って一言でメールは終わった。 このまま、自然消滅しちゃうんだろうか。 あたしからメールする元気は、ない。 きっと、もう面倒臭いって思ってるんだろうなぁ。 またや、って。 そんで、目の前にいる可愛い女の子の笑顔に癒されるんだ。 この子のがナンボか素直で可愛いわって。 そんなこと書いてたら泣けてきた。 つぅか、びっくりするぐらいボロボロ泣いてますが。 画面のこっちで。 なんだ、きちんとあたし、好きなんじゃないか。 他の女に取られるのがシャクだとか、負けたくないとかではなく、こっちを見てもらえなくなるかも、って事実で泣けた。 心が痛んで、泣けた。 思わず嗚咽あげるほど泣くとこだった。 びっくり。 てゆか、泣き疲れた。 もう嫌われちゃったかなぁ。 ってことは、正夢かよ、アレ。 やだやだ。 やなこと考えちゃう前に、図書館の本読んで寝よ。 胃が痛くて気持ち悪いし。 明日は天気が悪いらしい。 腰が痛い。 毎日忙しくてよかった。 やなこと、考えなくてすむから。
世界か自分の方か。
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