皇帝の日記
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2011年09月28日(水) イサムの世界

イサムさんは午前中の先生が1人、午後には日によって違う先生が2人の、計3人の先生に見てもらっている。
それと校長先生。

イサムさんをお迎えに行くと、各先生に本日のイサムさんはどんな様子だったかを、簡単に聞かされるのだが。
報告の長さは、その日の生徒の居残り具合で決まる。
つまり、迎えに行った時に他の子がまだ沢山居るときは忙しいので、手短に。
どのくらいの時間にどのくらい昼寝したのかとか、どのくらいお昼ご飯食べたのか程度。

残りの生徒がイサムさんともう一人くらいだと、もうちょっと細かく教えてくれる。
どの先生も必ず言うのが、イサムさんはあんまり他の子に興味が無いと言うこと。
他の子とお話ししたりしないし、先生ともあんまり一緒になんかしようとしないらしいのだ。

まあそうでしょう。
母ともあんまりお話ししないし。
一人で車のカタログ読み込んでる時間のが多いです。

先生達は当初、イサムさんが日本語を話しているからコミュニケーションが取れないんだ、と思ったらしく、「イサムは日本語でなんて言ってるの?」と良く聞いて来たが・・・残念、それは日本語ではなくイサム語。
母でも何言ってるかさっぱりだよ。

イサムさんが他の子と遊ばず、ストイックに塀から顔を出しては、通り過ぎる車のエンジン音を模写して「ぶーん、ぶーん」と言い続けているので、ついには他の子達が「イサムは何してるんだろう?」と皆で塀から顔を出して、「ぶーん。ぶーん」とマネをするので、近所の人が面白がっているそうです。

いつかイサムさんがおしゃべりするようになったら、イサムさんの見ている世界を説明してくれるでしょうか。
それとも、それは内緒なのだろうか。

さて、そんなイサムさんの最新の用語。
バス=はしゅ
サイレン=うーうー
アウディ=あでぃ


皇帝