【ザレゴト・タワゴト・ササメゴト】


2007年03月12日(月) 僕の自転車の後ろに乗りなよ

キヨシローはサイコーです。

なんてことのない日に有給をとると、なんだかズル休みのようでドキドキします。

 今日は確定申告のため税務署へ。自転車で線路に沿って3駅先まで、ちょっとした冒険です。(高校生のころは平気で5・6先の駅まで行ったものですが)
さらに下調べのときに警察署がそう遠くないところにあると知り、免許の更新もしてしまおうといつかに撮った(※6か月以内)証明写真もリュックサックに入れて出発。

 午後のまぶしい日差しに目を細めながら、追い風を背に受けて愛車のクロやんは軽快に進みます。旧道沿いの古い商店街の並びが楽しくて、あっというまの30分で税務署に到着。念のため特設の相談所でチェックを受け、OKをもらって提出。次は警察署へ。
 早く済ませて帰ろうと思い、小腹が減ったのを抑えつつ国道をさらに南下します。税務署から警察署までは15分ほど。窓口へ通知と免許証と写真を提出し、ヨシ! と思ったその時でした。
前回の更新のことなどすっかり忘れていた自分。「講習のお知らせ」の用紙を渡され「え?」。済みません、ココ、微妙に遠くないっすか。つーか。ひと月も先の予定なんて判んねえよ(痛)。
 ハテどうすべぇ、と窓口の女性相手にぐだぐだやっていたら、『客(語弊)はアンタだけじゃないのよ』とばかりに「じゃあ一旦お返ししますから、即日の交付を希望されるなら免許センターに行ってください」と一言。 ハイ、済みません。。
 そうして警察署を飛び出した午後2時。免許センターの受付は3時まで。だがしかし。そこから免許センターは自宅を挟んで反対方向に駅2つ。往路にかかった時間を考えると、理論値でも相当ギリギリです。
 まあ、考えてもらちがあかないのでともかく再スタート。国道を今度はひたすら北上します。あまり地理に明るくないため途中から内に入り線路に沿ったルートに。以前駅からバスに乗ったルートが一番分かりやすいだろうという判断です。
 ところが途中で線路と併走していた道路は行き止まりに。仕方なく太陽の方角を頼りに北西方向を目指します。入り組んだ住宅地にはいり、やたら急な上り坂に『武蔵野って平地じゃなかったのかよ!』などとツッコミもいまいち冴えなくなった頃。駅発見! が、見覚えのない風景・やたら小さい駅舎。目を凝らして見えた文字は・・聞いた事「しか」ない私鉄の駅。そこでようやく立ち止まり『運転免許証更新のお知らせ』を取り出して案内図を確認(遅い。果たして・・隅っこの方に駅載ってた! でも・・まわりに道書いてない!!
 やっぱり仕方がないので太陽と電柱の街区・番地を頼って、本気で方角のみで免許センターを目指しました。受付締め切りまではすでに30分を切っています。そして何度目かの細い急坂を登りきった、その目の前に大通り発見! 国道です。おや? と案内図を再び確認・・ ・  ・国道から離れる必要なかったんじゃん!! 馬鹿全開です。
 後悔先に立たない残り15分。免許センターへダイレクトに続く道の入り口が見えました。緩い上り坂が続きます。あと10分、あと5分、「800m先左折」の看板、そして2時58分、息を切らして窓口で受付をする自分。免許証が見つからず舌打ちしてリュックを探れば、受付の女性には「大丈夫ですから落ちついてください」と言われ。そのわりに「時間がないので記入は後でいいですから、まず隣で手数料を払ってください」と書類を渡され、本当に大丈夫なのかそれ。
 そんなこんなでどうにか手にしたゴールド免許(※ペーパー)。1時間自転車で死ぬほどカッ跳んで真っ赤に上気した顔も免許センターの糞写真機ではバッチリ土気色です。この免許証を三十路まで使うのかと思うと、ちょっぴりナーバス。 今回古い免許は置いてきましたが、5年後、次回の更新では絶対に貰って帰ります。ええ、この日の想い出と共に。


 < マエ  モクジ  ツギ >


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天瀬紺太(仮) [ 俺 ]
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