【ザレゴト・タワゴト・ササメゴト】


2007年09月15日(土) いつだって裏切られて気付くんだ、君を信じていた事に

【観劇記録】
『STONES』@新宿THEATER/TOPS
作・演出 和田憲明

<キャスト>
鈴木省吾/飯田基祐/八代信一/津田健次郎/斉藤佑介/山口奈緒子/蘭香レア

あと衣装が元ハッポウのちあきさんだった。
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 A列ですってよ、奥さん。最前列。とはいえ番号ひと桁だったんでどうかなー?と思っていたら、予想以上に小さい小屋で、A列は10番までしかありませんでした。全然問題なかった。 B列までの客には「公演中に舞台上から飛んで来るものがありますので・・」と雨ガッパが貸し出され、まあ結局「飛んで来るもの」はベタなところで色水(血飛沫)だったんですが、その他にも勢いあまって小道具の携帯と薬の袋が飛んで来たりしました。 膝から舞台面までの距離30cm未満。省吾さんが手を伸ばして、僕と隣の女性の間に落ちた携帯を拾っていきました。
 話はやくざとチンピラと父娘の色々。ROLLING「STONES」の曲をキイにして、騙して騙されて、裏切って裏切られて、絆されたり修羅場ったり。舞台が近すぎたせいか、演出のせいか、役者さんの迫真の演技のせいか。なんだか「芝居を見ている」感覚がなく、少なくともコメディではなかったはずなのに「他人の不幸は蜜の味」で終始ニヤニヤしながら、言い争いや暴力や混乱を観劇するという今までにない体験をさせてもらいました。
 演出の和田さんがパンフで「『ウソ』や『裏切り』のお話です」と書いているけれど、観客の自分も色んな意味で裏切られているのだと思います。話の内容からするとかな変な表現だけど、とても楽しかった。 もう一度観たいけど、明日が千秋楽で用事もあるのでかないません。万が一DVDとか映像で観たとしてもまた違う気がするし、残念。 装置も非常にユニークで魅力的でした。


 < マエ  モクジ  ツギ >


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天瀬紺太(仮) [ 俺 ]
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