(7)高校1年、入部 結局予定通り吹奏楽部に入った。(5)で書いたM君も一緒だ。 一年生は20人ほどいた。
入部すると楽器への割り振りがある。1年生は集められ、 どんな楽器があるかの説明を簡単に受け、希望調査が行われた。 何を書くかちょっと迷った記憶があるが、とりあえず金管楽器と いうのは自分の中で決定していた。
第一希望 トランペット 第二希望 ユーフォニウム 第三希望 トロンボーン
みんなが書いた希望の紙を集め、先輩たちは別室で会議。 その後、その日のうちだったか次の日だったか忘れたが・・・
「チューバをちょっとひとりずつ吹いてみてください。」 ひとりずつチューバを吹いてみる。自分の番になって、 楽器を渡されて、吹いてみた。
「ぶっ。」 音が出た。
その後、その日のうちだったか次の日だったか・・・ 「はい、じゃあみんなちょっと目を閉じて質問に答えてください。 ・・・チューバになったら入部しない人は手を挙げて。」
たぶんすぐあげた人もいると思うが、自分はちょっと悩んで たぶん2,3秒してから挙げたと思う。その瞬間、先輩たちが 少しどよめいたのをなんとなく感じた。ちょっと弱気になり、 ためらいがちに手を下ろした。 「はーい、ありがとう」
その瞬間になんとなくわかった。 そして僕はチューバパートになったのだった。
<ここで考察> 1.トランペットは希望者が多かった 2.ユーフォは既に先輩と意気投合して直接指名されてる人がいた 3.金管希望者なら大丈夫かなと思った
こんな理由でチューバになったんじゃないかなぁという気がする。
<ここでフォロー> チューバが嫌だったわけではないんだけど・・・デカすぎて。
(8)高校1年、入部後 チューバパートは3年生1人、2年生1人、1年生2人。 3年の先輩はコンクールのため残ってるけど受験勉強のため 部活にはたまにしか来ない。当然一番お世話になったのは ひとつ上のB先輩だ。
B先輩は身長180cmほど、体重は90kgほど(推定)。 そしてスキンヘッド(眉毛も無い)。とりあえず怖かった。 ※スキンヘッドなのは昔の病気の影響らしい? |