dust box
akane



 指針と私信と視診

見た目には、かなりマズイ状況だと思った。
色々なことを一瞬で考える。
この回転の早さに、客観的に驚く自分がいる。
それでも笑っている彼女。
私は、私でマズイと思った。

結局すべてが終了してみれば
「不幸中の幸い」なんて言葉に落ち着く。
けれどあの笑顔のことを
私は絶対に忘れない。
あの強さやあの言葉やあのすべてを
私は絶対に忘れない。
これを今後の私の目標にしていれば
なんとかなっていくような気さえした。

あの眩しいばかりの強さ。



2001年10月26日(金)
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