雑感
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| 2002年12月29日(日) |
ロードレーサーの改造 |
2002年7月にキャノンデールR500を購入してその年の夏は週末ごとにドナウ堤防や遠出を楽しんでいたが、秋のマラソンシーズンを迎えた途端、自転車に乗る機会が減り、いつのまにかシーズンオフに突入してしまった。寒くて乗れないと人間(私だけか?)ろくなことを考えないものだ。買って間もないのに改造しようという考えがむくむくと浮かんできた。幸い自転車に詳しい(オタクとも言う)友人がいろいろアドバイスしてくれたので、思い切って改造することに決めた。これが自転車おたくへの地獄の入り口だとは気づく由もなかったが・・R500は駆動系がシマノのティアグラで組まれている。レバーを換えるついでに駆動系もあらかた換えてしまおうと思ったんですな。
改造をしようと思った直接の動機はレバーに指が十分にかからないのでブレーキがかけにくいことだった。互換性や改造ポイントなどアドバイスを受けて次のように決めた。
1 基本改造点 (1)STIレバー(ST-R600)を替える シマノから手の小さい人のためにレバーにシムを噛ませて握りやすいタイプが出た。仕様はアルテグラに準じるので、駆動系はアルテグラでまとめてみようと思った。 (2)フロントは3枚にする レースに出ないし、どちらかというと日帰りツーリング仕様なので、このままでいい。 (3)クランク長は165mmに変更 170mmを使っているが、小柄なので短いものに換えて回転性を重視。身長の10分の1がいいって書いてあったけど、そんな短いクランクはなさそうだった (4)ホイールはしばらくがまん いつかマビックのキシリウム買うぞ!
というわけで
2 交換するものとして STIレバー(ST-R600) BB デュラエース FD,RD アルテグラ クランク アルテグラ チェーンリング アルテグラ チェーン デュラエース スプロケット デュラエース(12−25T)
見えないところにデュラエースを使っているのは友人のアドバイス。BBは特に走行性能が上昇するとか。スプロケやチェーンは軽量だからという理由で。フレームが入門用なので、パーツが目立ちすぎなのもちょっとなあと思ったが、まあいいか。↑はシマノ製のパーツで、厳然と身分の差があって、えらい順(高い、軽い順)にデュラ・エース、アルテグラ、105、ティアグラ、ソラになっている。 レースに使えるグレードは105以上らしい。私がアルテグラ以上のグレードを使うのは猫に小判のようなものだけど、少しくらい見栄を張ってもいいかと思う。
注文する直前になって、日東製品でレバーの取り付け部分が少しカットされたハンドルがあることを教えてもらった。これだと少しはレバーに指が届くと思われるので購入することに。レバーR600は通販でも1万8千円くらいするので、パーツ全部で8万円近くかかる。ハンドルを換えることで少し節約することにした。パーツは通販で注文して、実家に帰省した折ピックアップ。このときちゃんと点検していればよかったんですけど(涙)
組み立てる前に解体しないといけない。1月に解体を始めたが、夜はメンテの本とにらめっこ。ペダルが外れない、クランクが外れない、BBも外れないの3重苦。解体するのに必要な腕力がない。 自転車の工具セットについているペダルスパナやアーレンキーは私には短すぎる。問題が生じるたびにホームセンターに通って、柄の長いものを購入。何とかクランクを外すことができたが、BBは手強かった。 手持ちのBB抜きに8ミリのアーレンキーを差し込んで回そうとするのだが、カップをなめそうになったので、またもやホームセンターでラチェットレンチの長いのを購入。15センチなら手持ち工具にあるけど、そんなのでは回らないので。 てこの原理を利用して、左ワンは無事に外せた。右ワンだけは2回ほどカップをなめてしまったので、これ以上やってフレームがだめになってはいけないので自転車屋に持ちこむことにした。 その前に、ハンドルを交換。 レバーを固定しているバンドの外し方がわからずに困った。レバーのカバーをお尻からめくっていたので見つからなかったことが判明。でも前からめくれるなんて想像もしなかったけど。 持ち込む前に、外したパーツをまたくっつけて、前後ディレーラーをいじってたら、フロントディレーラーがトリプルでなくて、ダブル用であることに気が付いた。納品書にはトリプルの品番になっていたけれど、現物がダブルになっていた。さらに悪いことには、チェーンリング付のクランクとなしのクランクをそれぞれ注文していたのでした(涙) クランクは高いのでちょっと凹んだが、フロントダブルの自転車を組めという天の啓示かもしれないと考えてすぐ立ち直る。 自転車屋へは、クランクを外して持ち込んだ。結局、駆動系はティアグラとアルテグラとデュラエースの混ざったものに。これで105が加わったたらさらに賑やかなのだが(爆)混ぜご飯のような駆動系パーツを持ち込んだせいか、ショップの人たちはにやにやしていた。駆動系の部分の取付だったので、わりと安くあがった。チェーンリングが銀色でぴかぴかしている。 自宅でフライトデッキを取り付ける。レバーの端子と本体の端子の接触が悪くて回転数もギアポジションも出ないので、バーテープの端っこを端子の裏にくっつけて接触させる。(裏わざ拝受)最後にSILBAの白のバーテープを巻いてようやく完成。おまけで、バルブキャップをどらえもんにした(←あほ!)ということでながーい改造が終わった。
以下改造した点
(ハンドル) 日東 M-184NEAT-STI 幅は同じく38センチ。レバーの取付け位置が少しへこんでいてその分握りやすくなっている。ハンドルの形が変わっているけど、上からレバーを握ってブレーキがかかるようになった
(BB) Shimano BB7703 デュラエースのトリプル用。漕ぐ音が小さくなったのはBBのおかげ?ありがたみ鋭意調査中
(クランク) Shimano FC-7703 170mmから165mmへ。チビなんでこれぐらいが適当だと思う。アルテグラ30-42-52 銀色で軽くなった。オクタリンクになり、でっかくUltegraの文字が見えるのがいい
(RD) Shimano RD6500-GS 個々の駆動系がどうかってよくわからない。アルテって見えて、軽ければよしということで
(カセットスプロケット) Shimano CS-7700 12-25T ブローチみたいで綺麗で軽い。デュラエースって見えないところが渋い
(チェーン) Shimano CN-7701 デュラはティアグラに比べて軽くて色白
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