- different corner -
DiaryINDEX|past|will
道を歩いていたら、 最近見た夢のことを思い出した。
「あんたの心の傷がどんなのか知らないけど、 私の顔の傷をどうしてくれんのよ! 責任とってよ!」
顔に大きな傷を負った彼女は、何度も何度も 私の胸をつかんで叫んでいた。
私が彼女を傷つけたのは事実で、 故意ではないとはいえ顔に傷をつけてしまった。 でも、その傷はかすり傷で、 夢にでてきたような大きなあとが残るものではない。
子どもの頃のこととはいえ、 あの頃の私はどうしようもなかった。 自分より弱いやつに感情なんてあると思っていなかった。 子どもだったからといって許されることではない。
でも、周りは私に同情し、 その事件には誰もふれなかった。 私がけがをさせた彼女でさえも。
自分が本当に悪いことをしたと気付いたのは、 自分の親や親族に反感を持ち始めてからのことだ。 その頃には彼女はもう引越していた。
顔の傷はすぐになおったかもしれないけど、 無邪気で純粋だった彼女の心の傷跡は すぐに癒えたのだろうか。 彼女にとっては、私はどんな存在だったのだろう。
償いたいと口で言うのは簡単だけど、 相手に届かない償いは しょせん自己満足に過ぎない。
なぜみんな、こんな私にやさしいのだろう。
BGM : Little one - Chicago
そんなに、あなたにとって重要なことですか?
私が、
泣くことが。
怒ることが。
悩むことが。
傷つくことが。
辛い思いをすることが。
そうしたくないなら、 その原因になることをやめればいいだけのこと。
やめる気がないのなら 私の感情なんて気にしてもしょうがない。 罪悪感を感じるだけ無駄。
泣くのは私の勝手。
傷つくのは私の勝手。
そういうものでしょ。
BGM : Girl don't let me down - Brent Bourgeois
|