- different corner -
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何か重いものを持ち上げたりする場合、
掛け声をかけて持ち上げてみたり、
腰を低くして少しずつゆっくり持ち上げたりして、
その重さを支え続けようとする。
人を支える場合も、
少しずつ相手の重さを確かめながら
ときどき位置をかえたりして
自分への負担が重くなりすぎないように
調整したりする。
相手が自分の重さを恥ずかしがって
あまり体重をかけないままでいると、
相手の重さはその重さなんだなと思って
支える側の人はその重さを支える程度の力しか出さなくなる。
でも、あるとき相手が何らかのトラブルにあって
自分の重さを支えきれなくなり、
突然どーんとよりかかったりすると、
支える側の人は予想していなかった重さがくるもんだから
よろめいてしまったり
相手と一緒に倒れてしまったりすることがある。
相手はそれをみて、「やっぱり自分は負担なんだ」と
思い込んでしまったりする。
でも、支える側が最初から相手の重さがわかっていれば
よろけたり倒れたりすることは
未然に防げたはずなのだ。
人間なんだから、重さなんてたかがしれてる。
だから、よりかかると決めたなら
ちゃんと自分の重さを知らせた上で
受け止めてもらえばいいんじゃないかと思う。
その人一人で重すぎたなら
他の人にも支えてもらえばいいだけのこと。
支えたいといってくれる人がいるんだから、
やってもらえばいいじゃない。
その人が重いと感じたら、
その人はその人でなんとかできるよ。
今、支えが必要なら手にいれればいい。
気兼ねしつづけて耐え切れなくなって
倒れてしまうほうがずっと迷惑なのだから、
対策がとれるならとってしまったほうがいい。
ほんの少し、勇気を出せばいいだけ。
意外と楽になれるよ。
さあ、恥ずかしがってないで。
やってごらん。
BGM : A Dream goes on Forever - Todd Rundgren
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