- different corner -
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私は、ずっと彼女の友達のつもりでいた。
彼女のあいつに対する
悲しみや怒りを共有したいとずっと思っていた。
そして、そうしてきたつもりだった。
ある日、気づいた。
彼女はもう私の知っていた彼女ではなくなっていた。
彼女は、彼女を悲しませるあいつと同じものに
なってしまったのだ。
そして、彼女は今度は私を苦しめるようになった。
私に残ったのは、あいつに対する怒りと、
同じものになってしまった彼女への怒り。
しかし、その怒りは忘れなければならない。
二人は「正しい」ので
私が二人を憎むことは許されないのだ。
私は一体なんだったのだろうか。
とりあえず、今分かっていることは、
私の彼女に対する役割はもう終わったということだ。
たぶん、そう遠くないうちに、
ここを離れなければいけないのだろう。
BGM : I.G.Y. - Donald Fagen
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