2025年03月02日(日) |
静岡県ヤングフェスティバル 静岡県選抜-日本高校選抜 |
毎年春先には様々ないわゆる高校フェスティバルが行われる。つまり非公式の大会だが、多くの大会は県協会が主催など運営に深く関わっている。で王国静岡の場合、春には静岡県ヤングフェスティバル、夏にはSBSカップがあり、主役は静岡県選抜である。例年、日本高校選抜などを招待するが、明確に敵役となっている。この構図が成立するのも静岡県のサッカー熱に加え、日本高校選抜を相手にしても戦えるレベルの高さあってのことだが。
静岡県ヤングフェスティバル 静岡県ユース選抜-日本高校選抜 3月2日 14時 草薙球技場 ピッチ並み 晴
静岡県ユース選抜 監督・大塚智紀(清水桜が丘) GK 1 後藤悠貴 07.09.25 176 清水エスパルス DF 3 岩永京剛 07.10.22 170 清水エスパルス 15 村上太郎 07.04.24 178 清水桜が丘 4 甲斐佑蒼 07.05.02 179 ジュビロ磐田 8 針生涼太 08.03.07 173 清水エスパルス MF 6 高澤海志 07.05.08 173 ジュビロ磐田 10 土居佑至 07.05.12 168 清水エスパルス 13 四海星南 07.04.30 165 静岡学園 FW 18 神吉俊之介 07.05.15 177 静岡学園 11 佐々木雄基 07.05.23 180 静岡学園 7 泉孝太郎 08.01.10 170 藤枝東
日本高校選抜 監督:中村真吾(米子北) GK 1 松田駿 07.05.22 185 青森山田 DF 4 村上慶 07.04.11 181 大津 19 齊藤空人 07.06.09 181 鹿島学園 3 中野陽斗 07.04.11 180 神村学園 5 竹ノ谷優駕 07.12.27 177 前橋育英 MF 14 山﨑絢心 07.06.25 172 富士市立 10 柴野快仁 07.08.01 172 前橋育英 11 篠塚怜音 07.07.12 169 静岡学園 13 伊藤湊太 07.09.24 185 京都橘 FW 9 大石脩斗 07.12.11 185 鹿児島城西 メモミスで不明のFWがもう一人
静岡選抜は国体選抜を土台に必ずしも即席チームじゃない。4-3-3でビルドアップ出来てウイングがいい形で持てる。ここまではいい。しかしそこから突破できない。サイドバックがインナーラップを多用するなど、さすがの戦術理解力を見せる。 日本高校選抜は即席感が否めず、連携で落ち、ビルドアップできない。個人能力で殴るスタイル。加えて監督の中村先生は米子北でセンターフォワードめがけてロングボールを蹴るスタイルでビルドアップの指導に慣れていない。クレバーな選手を揃えても限界はある。
➀後藤。レフティ。ビルドアップの起点に。スケールには欠けるが完成度の高いキーパー。③岩永。中でプレーできる技術の高いサイドバック。 ⑮村上 正確なフィードがある。 ④甲斐 カバーの読みと正確な両足フィードと繋ぎ ⑧針生 左足とインナーラップ ⑥高澤 安定したキープ。下がってビルドアップに加わる ⑩土居 仕掛けられてタメを作れてパスもいい。あまり飛び出さない。 ⑬四海 積極的に飛び出す。 ⑱神吉 チーム1の突破力。スピードも切れもなかなか。 ⑪佐々木 センターフォワードだが、引いてスペースを作る動きがよい。仕掛けられる。 ⑦泉 スペースを突くドリブルで警告を誘った。
⑨中野遥翔 07.11.30 181 アスルクラロ沼津 技術とスピードがあり、仕掛けられて動き出しも良い右ハーフ。静岡県選抜で最もプロの可能性を感じた。
➀松田 高い ④村上 大型サイドバック。身体能力が高いうえに戦術理解も見事。 ⑲齊藤 ミスが散見されたが即席チームだから仕方ない。頭脳派? ③中野 彼も頭脳派。神村学園はビルドアップしたいチームだが、即席チームでは無理。 ⑤竹ノ谷 キャプテン。彼も頭脳派。終盤中野に大苦戦。頭脳があったから即席チームでやれた部分がある。・ ⑭山﨑 カットイン大好き。全国に出たことがない高校から選ばれていることから、どれほどの逸材か分かるだろう。 ⑩柴野 バランサー。タメを作れる。 ⑪篠塚 技術はチーム1。というかピッチ内で1番上手かった。クレバーでもある。 ⑬伊藤 サイドハーフでプレー。適切なポジションかも。タッチが柔らかく、仕掛けるまでスムーズ。 ⑨大石 デカい。ポストとターンと。デカさですべてを解決していた。しかしプロになるには動きに工夫が必要だろう。ポストプレーヤーという動きに特化している。
試合は前半セットプレーから日本高校選抜⑨大石が圧倒的に高いヘッドが先制。後半はカウンターから⑨大石がキープ、ターンして決めた。0-2で日本高校選抜の勝利。
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