| 2026年05月29日(金) |
高校総体三重県大会準決勝 四中工−津工 津−海星 |
長らく総体予選については関西のみ観ていた。というのも「関西を俯瞰する」というのをテーマにしていたのだ。総体の関西の代表校については全国高校総体の前に生観戦しておく。女子が総体に加わってからは女子も、という方針でやってきた。代表校だけならばチェックは可能だ。しかし関西6府県を俯瞰するのはどう頑張っても無理だ、と気づいてやめることにした。する前から無理なのでは?とは思っていたが、実際に行動してきた日々から関西の広さをよく理解した。
で平日開催ということで三重県大会準決勝に足を運ぶ。高槻から四日市までは直線距離で90キロくらい、JRで120キロほどだ。近鉄特急も検討したが、かなりの大回りになるし、コロナ禍に大阪中心部のラッシュを通ることになる。それならば草津線経由を考えた。ただし連絡が良くなく、始発で出る必要がある。 草津線で柘植に出て関西線で亀山乗り換えで四日市へ。そこから近鉄四日市に出て、線路の狭いナローゲージの四日市あすなろう鉄道を完乗する。そして途中の分岐駅から会場に向かう。
高校総体三重県大会準決勝 四日市中央工業高校−津工業高校 5月29日 10時半 四日市中央陸上競技場 ピッチ良 晴れ
四中工 12 ニシグチ 2 イシイドサントス 3 ノダ 4 ソウズ 18 9 マユミケント 11 スズキレンジ 13 ナカジマアオイ 17 シノハラカズト 20 タマイ 23 サトウアキム
津工 1 コバヤシ 4 14 マツウラ 22 スズキユイ 7 6 イケヤマショータ 7 オオタ 8 モリカナト 10 イワタ 15 アサイマナト 30 ツチヤマ 9 ヨネダセイ
四中工 十七二三 十一十三二十九番 十八二番四番三番 十二
津工 九番 八番六番 七番十番三十十四 二二四番十五 一番
立ち上がり両校とも敵陣に蹴りこむ。特に四中工は強烈な強豪校ラッシュである。23番がセンターフォワードで頭一つ高い。17番がエースで裏を狙う。両サイドハーフは突破力がある。センターバックコンビはあまり高くない。サイドバックは交互に上がり、サイドハーフをフォローする。特に3番はバネがある。左の18番はレフティでフリーキック担当だが、多くは4番の右足である。なお4番はフィードの精度は普通。四中工は全体的にキック精度があまりない。敵陣に蹴りこむスタイルは最後まで変わらず、前進ルートは放り込みくらい。サイドハーフにいいボールが出たら形になる。
対する津工は9番に当てて2シャドーが拾いたいが、四中工のセンターバックコンビが長身ではないにも関わらず9番が競り勝てない。7番は素晴らしいスピードのタレントだがタッチは甘く、基本的にスペースに蹴りだしてスピードで抜く。彼がエースだ。3−4−2−1でがっちり守りたい。守備時は5バックでアウトサイドは7番が上がり気味。
8分、四中工が押し込み、シュートのこぼれを�吋轡離魯薀�ズトが蹴りこみ1−0と先制。しかし20分過ぎ、津工、右の30番の左足フリーキックをニアで逸らし��ヨネダセイがファーでヘッド、1−1とする。さらに津工9番が裏抜けキーパーとぶつかりPK。しかし津工はこのチャンスを左足で上に外す。前半は1−1。
四中工はサイドハーフの突破力という再現性のある攻撃がある分優位に進める。両校交代を交え、とくに津工はエース7番をトップに上げてカウンターを狙う。双方ギリギリの駆け引きが続くが、なかなか決定機は掴めない。後半も終了。延長へ。
延長でも決めきれず、引き分けた。決勝進出はPK戦にゆだねられる。高校サッカーにおいてPK戦は格上絶対優位だ。このPK戦を全国制覇経験のある四中工が勝ち、決勝進出を決めた。
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さて、延長とPK戦のため第1試合終了が大幅に遅れた。公園内にパスタ屋があるが第2試合キックオフ時刻が分からない。当初の予定は13時キックオフ。だが、第1試合終了は12時40分を回っている。とりあえず食べて13時半キックオフと予想して戻る。
高校総体三重県大会準決勝 津高校−海星高校 5月29日 13時半(13時から変更) 四日市中央陸上競技場 ピッチ良 晴れ
津 九番十番 十六八番六番十七 十九四番二番三番 一番
海星 十三九番 七番二十十四八番 三十三番四番二七 二一
開始早々赤の津がPKを獲得するがセーブされる。 7分過ぎ、海星8番が右ポケットを取り、戻して正面から7番がコントロールシュートを右隅に決めて0−1。 津は10番が大柄で技術もあり、おそらく彼の活躍で勝ち上がってきたのだろう。津は三重県3部リーグで、確かに力は足りてない。実はこの試合は近大高専が勝ち上がると踏んでいた。近大高専は高専大会で5年生以下のチームは観ている。一応断っておくと、高専、つまり高等専門学校とは中学卒業後に入れる5年制の理系の専門家を育てる学校で一般に高偏差値だ。その3年生以下チームは高体連の大会に参加できる。近大高専は少し前まで鹿児島高専と並び高専大会2強だった。そして高体連の大会ではあと半歩で高専初の全国大会出場まで迫ったことがある。総体予選決勝リーグで得失点差1で泣いた。
海星は圧倒的に個の能力が高い。身体つきが違う。身体を入れれば津が体を当ててもびくともしない。スピードも違う。高さはそれほどでもないが、回し続ける。しかし残念ながら舐めたプレーが目立ち、観ていて津にはほぼ勝機がないとは思ったが、しかし海星のこのプレーは勝ち上がっても決勝に悪影響が出ると思った。レフティの9番のポスト、8番の突破、キャプテン14番のキープ、7番の中への仕掛けなど、全員が局面で勝てるのだが、「プレーに遊びがある」というより「遊んでプレーしている」状況でシンプルにプレーして崩さない。ボール離れが悪い。シュートも外しまくる。津は引いて攻撃意識は低いが0−1で終盤まで行けば事故が起きる可能性がある、という読みだ。結局0−1で海星が完勝したが、これは……と思う内容だった。
なお二日後に決勝が行われ、四中工が勝った。
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