ぶつぶつ日記
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2001年10月06日(土) さかなの待遇

知り合いが飼っていたさかなが死んだ。
発病が確認されてから集中治療室(薬の液体)に入れたのだが、
その甲斐もなく、ご臨終。
そしてふと彼女は気がついた。
さかなには餌も十分与えた。
水も取り替えた。
病気になったら薬も与えた。
日本では、さかなでさえ与えられるこれらのことを、
得られない人たちが世界にはたくさんいることに。

日本の犬猫は食べ物のえり好みをする。
ペットフードの種類もたくさん。
食べ過ぎてダイエットをしなくてはならなかったり、
毛の色を染められたり。

子供たちも同じだ。
有り余る食べ物。
有り余る楽しみ。
それらがあまりにも周りにたくさんありすぎて、
楽しさや、幸せやを感じることが出来なくなっている。

今の子供は全然不幸なんかじゃない。
大変なんかじゃない。
ただ、あまりにも恵まれすぎた環境で、
「ささやかな幸せ」を感じることが出来ないから、
近視眼的に、自分ばかりが大変だと思い込む。

やっぱり、「贅沢は敵」なのだ。







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