ぶつぶつ日記
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知り合いが飼っていたさかなが死んだ。 発病が確認されてから集中治療室(薬の液体)に入れたのだが、 その甲斐もなく、ご臨終。 そしてふと彼女は気がついた。 さかなには餌も十分与えた。 水も取り替えた。 病気になったら薬も与えた。 日本では、さかなでさえ与えられるこれらのことを、 得られない人たちが世界にはたくさんいることに。
日本の犬猫は食べ物のえり好みをする。 ペットフードの種類もたくさん。 食べ過ぎてダイエットをしなくてはならなかったり、 毛の色を染められたり。
子供たちも同じだ。 有り余る食べ物。 有り余る楽しみ。 それらがあまりにも周りにたくさんありすぎて、 楽しさや、幸せやを感じることが出来なくなっている。
今の子供は全然不幸なんかじゃない。 大変なんかじゃない。 ただ、あまりにも恵まれすぎた環境で、 「ささやかな幸せ」を感じることが出来ないから、 近視眼的に、自分ばかりが大変だと思い込む。
やっぱり、「贅沢は敵」なのだ。
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