ぶつぶつ日記
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人を案内するので、久しぶりにエジプトのガイドブックなどを見ています。 昨年の10月にカイロに行った時、 実は今ひとつカイロにいることを楽しめませんでした。 どうして、自分はもうここにはいないんだろうか、 何か心にわだかまりがあったような気がします。 でも今回は、一緒に行く人がいるせいもあるのか、 純粋に観光を楽しめそうな感じです。 どこに行こうか?とガイドブックを見ながら考えるのも なかなか新鮮で楽しいです。
ルクソールにも行きたいと思えるようになりました。 最近、ルクソールテロ事件に多くのページが割かれている エジプトのイスラム過激原理主義についての本を読みました。 読んでいる間中、息が苦しい感じがしましたが、 改めてあの事件のむごさや、 エジプトの抱える問題を認識しなおす事によって、 逆にルクソールに行って、 1つ心の区切りをつけたい気になったのかもしれません。
メムノンの前で告げられたテロのこと、 銃をこめる警察官に息を呑んだ瞬間、 ルクソール病院で泣き叫ぶ人々や 空港で救急車から軍用機に運ばれる誰かを見ていたあの日。
空港に到着した時、 デルエルバハリに向かう時、 私は恐れを感じるでしょうか。 多分、とても緊張してしまうと思いますが、 それでもまた、生きてあの地を踏めることが とても幸せだと感じています。
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