ぶつぶつ日記
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2003年08月18日(月) 時間

また、須賀さんの本を読んでいた。
須賀さんの辿った道を紹介するフォトエッセイ集も。
そして、その最後に載っていた年表を見て愕然とする。
須賀さんがペッピーノ氏と過ごしていた時間は、
本当に短かったことに。
であって7,8年あまり。
結婚生活に至っては6年だけ。
その人といると、全てがするするとほどけて行くような
そんな相手と出会えたと思ったのに。
ペッピーノ氏の家族を覆っていた不吉な黒い影から、
結局二人は逃れられなかったのか。

でも、とやはり思う。
時間というのは相対的なものだろうか。
どんなに短くても、それ以上の長さを持って
過ごせる時間を持てることは、
全ての人に許されていることではない。
須賀さんがペッピーノ氏や、コルシカ書店の仲間たちと過ごした時間は、
誰にでも訪れるようなものではなかった。
特別な、苦しむことを厭わない人のみが享受できる時間・・・。
人生の生き方において、激しさと穏やかさは同居できない。
濃密な激しい時間を持ってしまう人は、
極当たり前に、穏やかに生きて行くことができず、
七転八倒しながら生きて行く。
そして穏やかさを選んだら、時には退屈とも思える日常を
大切に生きて行くしかない。

そのどちらもが、輝きにあふれる人生になりますように。
私も、濃密な時間を持ちたいと思う。
どちらかというと、七転八倒して生きて行く方を選んでいる自分に、
諦めとおろかさを感じながらも。


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