ひっそりと、徒然なるままに

2004年06月14日(月) ストップモーション。

ホームセンターへ行った。植木鉢や花の苗をぐるぐる見て回って どれにしようか 散々迷ってやっと 決めて それから 肥料と鉢底に置く石を両手に持って レジに進む。

あー、何だか 大荷物になっちゃうなぁなんて レジでお金を出そうと バックを見ると 無い、無い、財布が無い。家に忘れたよー。

その時 私の心の中で、『ウソでしょ?こんなに 迷って迷ってやっと決めた花の苗なのに。店員さんに「まだ、見てるよ」と言う視線を痛いほど背中に感じながら それでも 予算と品質を吟味して やっと決めたって言うのに。買えないなんて 信じられない。』と言う思惑が渦を巻いていた。

そしてもう一人の私が『早く、店員さんに言うのよ。財布を忘れたって。ホラ、早くしないと レジを打ち終わってしまうじゃない。何をグスグスしているの?無い物は無いんだから。恥ずかしがってないで、白状しなさい。』と迫る。

この間、ほんの 数秒。でもその数秒が 私にとって ものすごく長い時間に感じていた。
なんかー、店員さんが レジ打つの すごいストップモーションで見えたもの。そして、ついに私は決断した。

「すいませーん、お財布忘れたんでぇ、これ やっぱり止めます。」って、言った瞬間 店員さんの動きがストップモーションから普通に戻った。そして その場を逃げるように去る私の動きは ものすごい 早送りだった事を付け加えよう。でへ。


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