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2003年08月08日(金) |
気分転換の外出、そして読書 |
今朝はオペラ仕事がなくなって、まだ少し落ち込んでいました。11時頃になってオペラの関係者から「楽譜を持ってきて欲しい」との連絡を受け、会場まで届けることになりました。「残念だわ…」と言ってくれましたが、私の変わりの演奏者もきちんと見つかったようで、私への対応はとてもドライでした。私が一番感傷的になっていたみたい。でも、昨日のリハーサルではとてもいい経験ができたし、これでいい、と自分に言い聞かせました。
その足で、気分転換に外出することしました。「なぜ、こんなにもこの仕事に執着があったのか…」運転をしながらぼんやりと考えていました。結局、最終的には引き受けた仕事をまっとうできなかったことが嫌だったよう、ということに気がつきました。やはり完璧主義なのかな。
まずは、CDを買いに2軒ほど回り、ブラームスのヴァイオリン協奏曲、無名の演奏家のもの、と自己催眠、瞑想系のカセットテープを買いました。その後、日系の古本屋さんにも立ち寄りました。今日は時間を気にせずにいられたので、お店の端から端まで隈なくみて、結局、太宰治、五木寛之、そしてサンテグジュペリの「星の王子さま」の解説本(?)を買いました。本のトータルしめて6ドル也。本当はそのままどこかのカフェに行って、本を読みながらゆっくりしようかと思ったのですが、先日出会った久しぶりに心から「おいしい」と思えるクッキーがまだ家に残って いるのを思い出して、家に戻ることにしました。アメリカンタイプの大きめでしっとりしたもので、カプチーノ味。小さなホワイトチョコレートの粒が生地に練りこまれていて、本当に美味しい。
帰宅後はコーヒーとそのクッキーをお供にPCに向かったり、買ってきた本を読んで過ごしました。五木寛之氏の作品は上下2巻のものなのですが、1巻の半分くらい読み進みました。久しぶりに恋愛小説の類が読みたくなってこの作品を選んだのですが、とてもいい選択だったよう。とても楽しんでいます。
本を読んでいる間はずっと愛猫と一緒でした。本についているしおりのかわりになるひもにじゃれて遊んだり、と思ったら私の隣で丸くなって眠ってしまったり…。ちょっとした幸せを味わえたひとときでした。
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