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2003年11月21日(金) |
クラスでの演奏:ラヴェル、ブラームス |
今日はクラスでラヴェルとブラームスを弾く。
10時から30分づつブラームス、ラヴェルを練習して11時からラヴェルのコーチング。1楽章ははとくに問題なし。でも、ハイポイントに辿りつく前に少しbroaderにしていたけれど、そのままstraight inするように、弱音のトレモロはブリッジの傍でという2点のアドバイスを受けた。2楽章はやはり私がJazz Blues を知らないということが浮き出てしまうよう…。スライドはゆっくと時間をかけること。タバコを吸って、ドラッグをやって?、枯れてしまった女性の声(アルト)をまねて!と言われた。雰囲気はわかるのだけれど、やはりJazz、聞かないとダメかな。
12時過ぎにコーチングを終えて、ひとりでお昼へ。何を食べようかな…と見なれたStudent Centerのフードコートを見渡す。いつもは安いからという理由で中華を食べるけれど、なんだか飽きてきてしまっているので、今日はピザ屋さんのパスタスペシャルに挑戦。たまたま数人の行列ができていたので、他の人がどんな風に注文をするのか観察して、私の番。クラムのパスタとシーザーサラダ、ガーリックブレッドがついて5ドル。パスタは4,5種類のなかから好きなものを選べて、ボリュームもあるし、何しろサラダが付くのが嬉しい。これで5ドルというのはかなりいいかもしれない。それを買ってソファのあるスタディーエリアで食べるのがいつもの私。味もよかった。おいしかった。パスタ好きの私はこれからもお世話になることになりそう!
食事のあとはレッスン中にとったラヴェルの1楽章の録音を聞いて、チェック。悪くない。でも、ピアノはペダルをふんだんに使っているので、それに比べると私の音はちょっとドライ。とくに、出だしではそれが気になるな。どうしたらいいのだろう?その後、持参したメディテーションテープ?Mood Brightnerを横になって聞く。疲れていたし、午後の演奏のことが頭にあり、どこか興奮しているので、横になりながらそのテープを聞いても完全にリラックスすることは難しかったけれど、その時に初めて肩の筋肉が緊張していることにそこで初めて気づき、横になることで少しはその緊張を和らげることができたよう。1時を過ぎて疲れを感じている体で、練習室に向かう。
まず、気づいたことはラヴェルの楽譜がない!先生のオフィスに立ち寄るけれど、「ないですよ」と言われて、???。ロッカーに戻ったけれど、見つからないし…。きっと先生のオフィスにあるとは思いながらも、一度ないといわれたので、まああとででいいや、とブラームスを練習し始める。どちらかというとスロープラクティスに近いことをしたけれど、個所によっては右手の感覚がとても大切のところもあるので、そんなところはインテンポ。やはりちょっとした緊張感、興奮があるので落ち着かず、なんとなくぐしゃぐしゃと通してしまっているようなところもあって、自分で自分に「う〜ん、まずいんじゃない?」。でもどこか「できる」というようなある適度の確信はあったので、緊張はしていなかった。その後、楽譜なしで、ラヴェルをちょこっとさらう。これらの作業に使ったのは約45分。
2時半。クラスの時間。でもみんな遅れて来た。先生に楽譜が見つからないので、先生のパートを貸して欲しいとお願いして、先生がオフィスに行くと、私の楽譜をみつけてもってきてくださった。多少の興奮を抱えながらも緊張することはなく、ラヴェル、ブラームスともに上手くいった。ラヴェルは先生に注意を受けた2点は緊張していなかったので、その場できちんと直すことができた。トレモロではどうしても筋肉が緊張してしまうので、それをなくするモーションをとり入れなければならず、解決策は頭では理解しているけれど、身体がまだどう動いていいのかわかっていない状態。
ブラームスはとにかく左手を緩めることを考えていた。でも演奏が終わる頃にはちょっとしたテンションを手に感じていたので、練習のときほどlooseではなかったよう。でもこれでも以前に比べると大分リラックスした状態なはず。月曜日のレッスンのあとは努めてレコーディングを聞くようにもした。といっても数回だけど。(笑)そうするとかなりオーケストラの演奏でその楽章のキャラクターやどんな音で弾くべきなのか、が私の頭のなかでよりクリアになり、またinspireされていったように思う。途中から少しD弦が緩んでしまい、どうしようか、と思ったけれど、止まってチューニングをし、音楽を中断したくなかったので、そのまま行った。(そんなことをする余裕もなかったし。(笑))後で録音を聴いてみると、音程に関してはあまりマイナス点がなかったので驚いた。先生は今までのなかでのベストの演奏と評価してくださり、2箇所注意を頂いたところがあったけれど、とっても好評だった。他の学生でも音がよかった、といってくれた人もあり、これは左手をリラックスさせることによりもたらされたことだということは明らかなので、この路線で行こう!(笑)と思った。録音ではもちろん、少し走っているところもあったので、今後の課題はまだ残るけれど、前向きにとれる、次のステップにつながる演奏となった。
帰宅後はタピオカティーを楽しんで、4人の生徒を教えた。長い一日のあと夫と一緒に大学のロッカーに忘れてきたお昼の残り(!)と楽譜をとりに行き、お店に寄ってちょっとした買い物を。
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