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2003年12月10日(水) クラス演奏会:ベートーベン ピアノトリオ「大公」1楽章

今朝は起きるのが辛かった…。けれど、8時半に起きて、9時から大学で練習、ウォームアップ。10時からレッスン。ピアノ伴奏付き。自分が思っていた以上に伴奏になれている自分がいたのはちょっと驚きだった。3楽章はピアノが突然私のテンポよりもゆっくりと始めたので、一瞬驚いたけれど、私が速く弾き過ぎていたのをうまく戻してくれた。そのおかげで、「あ、これならできるじゃん!」という気持ちも芽生え、昨日の緊張は自分が必要以上に速く弾き過ぎていて、全てをコントロールができなくなっていた、できるかどうか自信がもてないからのことだったと気がついた。このテンポならば大丈夫、というテンポ設定をすることはとても重要。最近、多くの速いテンポの演奏の録音を聴いているので、自分のテンポ設定に関して不安もあったのだけれど、もう迷いはない。「2,3楽章は大丈夫ですが、1楽章は…どうやって全てのフレーズをSpecialにする予定なんですか?」はっきり言って、大学院の課題に演奏会などで練習時間が上手くとれない状態のときに、先生のこのコメントはいたかったけれど、大丈夫。これからが勝負。

11時半からベートーベンのピアノトリオをさらう。(途中からブラームスにスイッチ)12時半からコーチング。前回の私の先生のコメント”expressive”という言葉が常に頭のなかにあったし、前回クラスで演奏したときの室内楽の先生の言葉”ビブラート”も私のなかでは重要なポイントだった。出番の2曲前にはしっかりとバックステージに回り、ウォームアッップ。これだけで、前回とは違って緊張がほぐれる。今日はとにかく楽しみたかった。演奏中はしっかり集中でき、楽しかった。もちろん多少の興奮と緊張はあったけれど、それが良い方向に働き、いい集中力が生まれた。帰り道でその録音を聞いたけれど、とてもいい。やはりexpressiveに自分のうちのものを音を通して出すことは私にとってとても大切なこと。


けい |MAIL

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