DiaryINDEXpastwill


2003年12月30日(火) 考えたこと (0)

体調が悪い。昨日の症状に加え、ちょっと腸の調子も悪そうな感じ。痛みがあるのはなんとも不快。午後になってもあまり症状が軽くならないので、今日のレッスンは思いきってお休みさせてもらうことにしました。あまり直前のキャンセルはしたくないのだけれど、今日は仕方がない。大学が休みになっても、いくつかの演奏の機会が続き、Gさんとの日々など、どちらかというとばたばたした日々が続いていた上に、自分の練習にも気が抜けない。いつのまにか少し無理をしていたところもあったようで、今日はその張り詰めていた糸が切れてしまったかのよう。今朝は楽器に触れる気もなくなってしまっていた。でも、休むなら「今」。コンクールまで約10日。自分なりに限られた時間のなか努力はしてきた。

今朝は練習の代わりにヌヴーのブラームスを聴いた。しっかりとしたフレーズ作りの上にセクションごとのアライヴァルがはっきりしているといった印象を受けた。以前に聴いたときにはその演奏をとくにappreciateできなかったけれど、今は違う。やはり時間を経て、自分自身でも勉強していくうちに確実な変化があったようだ。

Gさんと一緒に過ごして、感じたことのひつは、自分が感じていることを言葉に置きかえることの大切さ。そうすることにより、その感覚はよりクリアになるし、自分自身のなかでより一層噛み砕くことができるようになる。彼は電子辞書さえ持ち歩いている。私はこの作業がとても苦手で、正直いって避けてしまっている。次の段階へ行きたいと思ったら、やはり避けては通れないことなのかもしれない。

夕方になって痛みが大分軽減され、気持ちも晴れてきた。夕食は先日多くゆですぎてしまったラザニアを小さく切って短い麺を作り、茄子、ほうれん草、ズッキーニを入れたトマトソースで頂くようにした。チーズも加えて、決して悪くない。

夕食を作りながら、ふと以前にMidoriさんがどこかで言っていたことを思い出した。それは、気分転換の大切さ。練習のように地味な作業を永遠に続けることはできないのだから、したくないときなどは他のことをして、気分をすっかり変えて、新たな気持ちをもって曲と向かいあうこともとても大切なのだ。

ある掲示板がきっかけで、久しぶりに少しだけだけれどラズロも聴いた。本を読んだり、料理をしていても、頭のなかで音楽が鳴り止むことはないけれど、別のジャンルの音楽を聴くときには、さすがにピタリと止んでしまう。これこそ、一番の気分転換になり得るのかもしれない。でも、一体何を聴く?


けい |MAIL

My追加