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引越し先が決まった!
午前中に大学近くのコテージ風のかわいい、温かい感じの家のオーナーの面接に行く。私たちはクレジットカードを持たないで生活をしているので、クレジットレポートには何の記載もない。もちろん夫にはいろいろと乗り越えてきた過去があるので、その形跡はレポートにも残っている。でも、私は白紙。
この国では人の審査をする上で、クレジットレポートがとても重要視されているというのが引越しのたびに感じられる。そこに悪い記録があるのももちろんあまりいい印象は与えないようだけれども、面接のときに「白紙というのは悪い記録があるよりも悪い」というようなことをいうオーナーもいた。一体なぜなのだろう、と考え、私なりの結論に到達。クレジットレポートにはその人のクレジットカードの運用の様子が記録されるとともに(それで、ある程度の信用度をみることもできるし)、その人がどれくらいの金額を借りる能力があるのかも記載されている(らしい。実際にはまだ見たことがないのでよくわからないけれど)。良いクレジットレポートは、何かあって、家賃が払えなくなったときに、借りて支払うことができるという保証の証明になる。
今朝も含めて、今2つの物件にアプライしている状態だ。面接しているときにわかるのだが、どちらのオーナーもクレジットレポートにかけるウエイトはかなりのもの。そういう社会のようである。
いいクレジットレポートを持たない私たちはやはり審査で振るわれてしまう可能性が大きいし、それは面接のときに感じる。今朝も同じような感じだったので、面接のあと、もう一件見に行くことにした。
今住んでいるアパートの近くで、家の前にはまるで公園のような芝の広がりが見渡せ、大きな松の木もあり、私たちの家に入る直射日光をさえぎってくれる。建物自体は古いけれど、今まで探していた2ベッドルームの物件と変わらない金額で3ベッドルームある。それにどの物件よりもパティオが大きい。オーナーの人柄やとにかく家の前に広がる緑を見ると、とても居心地のいい感じ。リヴィングも広く、自宅で生徒たちの発表会もできそう。不平を言うとすれば、オーブンやストーブ、洗面台などがかなりかなり古いこと。確かに老人が住む場所、という印象を与え、夫はかなり嫌がっているけれど、私は気にならない。
一番気にいっている物件はすべてが豪華。でも、小さなことにいちいち気を使いながら暮らすというのはどうかな、と思う。少しくらい古いところでも、居心地よく暮らしたい。
それにオーナーはクレジットカードを持たない私たちの暮らしぶりに好意的。アプリケーションをすぐに書いて、オーナーは私たちの書き込んだリファレンスの人物に連絡。土曜日なのにもかかわらずオーナーはクレジットレポートをすぐに入手することができ、審査もすぐに済んだ。そして、夕方にはこの物件にサインをした。
ほっとした。本当に。
隣町も合わせると12件くらいの物件をあたり、ようやくここに決定。物件探しにも、審査にもなんだか疲れてきていたので、とても安心した。
帰宅後、審査中の2つの物件のオーナーに電話連絡を入れ、すべて完了。
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ただ、耳は良くならない…(溜息)
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