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2005年07月20日(水) |
高橋尚子さんと谷亮子さんのニュースを聞いて |
日本においでの方にとってはもう新しいニュースとはいえないものなのかもしれませんが、最近、日本から送られてきたビデオのなかに、マラソンの高橋尚子さんと柔道の谷亮子さんのニュースを拝見しました。
高橋尚子さんは今後、小出良雄監督から独立し、新しいスポンサーのもと新たなチームを作って活動をされていくとのこと。これまで、高橋さんと小出監督のお二人はとても絆の強い関係であるように拝見し、また素晴らしい結果を出されてきていたので、とても驚きました。ひとり立ちされたい、というお気持ちもわからないではないですし、いろいろなご事情、お考えがおありなのだろうと思いますが、名コーチからの独立、それだけを聞くと、今の私としては、どこか腑に落ちない部分があります。
谷亮子さんは妊娠されて、予定されていた試合を見送られるとのこと。今後はアスリートとしてよりも、母として、また妻としての生活をより大切にされるのかしら、と思っていましたが、「ママで金」を狙われる、というお気持ちを表明されていて、とても驚きました。
女性として、アスリートとして、とことん高みを追求されているお二人。非常にお強い姿として私の目には映ります。
たまたま、私自身が修士取得を目前に一区切りがつこうとしているために、また、夏休みということもあり、気持ちがリラックスしていて、これまであまり丁寧にできなかった家事などに一生懸命になっているからでしょうか、常に上を見て、もう一歩前へ足を運ばれようとしている女性の姿に、初めて、私ならばそこまでしないかもしれない、というような気持ちを抱きました。これが、数年前でしたら、きっと、心からがんばって欲しい、と思い、私自身もそのお姿を見て、自分自身を叱咤激励していたに違いありません。
これが年齢を重ねるということなのかもしれません。自分が居心地よく生きるためにどこまでがんばれるのかが大体分かってくる。これは、自分らしく生きるためにはある程度必要なことのような気がしますし、その枠のなかでもできることはたくさんあるので、基本は常に前向きなのです。
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