DiaryINDEX|past|will
2005年07月22日(金) |
「パパのお金なくなっちゃうよ」 |
最近、レッスンを始めた女の子Tちゃん。2週間ほどまえにヴァイオリンを購入して、ようやくレッスンがはじまりました。けれども、腕の長さに比べるとかなり手が小さく、指も細いことに気がつきました。少し大きめの楽器を使ってみているものの、このままでは彼女の身体的負担が心配されたので、ワンサイズ小さい楽器を再度用意させていただきました。
「今日はこちらの小さい楽器でレッスンしてみましょうね」 「…え〜、ちょっと小さすぎると思うな〜」
やはり小さい楽器のほうが彼女も弾きやすく、指も置きやすいのは私の目には明らかです。
「Tちゃんの身体にはこのほうがあっているから、これからはこちらを使いましょうね」 「…え〜、大きいほうがいいな〜、こっちは小さすぎるよ…」 「いやだよ〜、大きいのがいいよ〜」
終いにはほろりと泣きだしてしまいました。
「だって、パパがお金はらっているんだよ〜。 二つも買ったらパパのお金なくなっちゃうよ…」
「…使っている楽器は買い取っていただくことができて、パパやママの負担にならないように、先生だってきちんと考えているから大丈夫よ」
どこまで伝わったのかはわかりませんが、7歳とはいえ、女の子はいろいろなことを考えているものです。
|