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2005年08月03日(水) |
文化の違い・みだしなみ |
リハーサル日。先週よりは少し早めに練習室に着き、準備をしてからリハーサルにのぞむことができました。ピアニストが遅れて来たためになんだか少し待たされてしまいましたが…。彼女はそういうときに絶対に「ごめんね」などとは言いません。数年間彼女のことを知っていますが遅れて来たときにはその理由、例えば、今日の場合は学生時代の友達が久しぶりに電話をかけてきた、などは教えてくれますが、それだけです。同じ日本人ではありますが、やはりこちらで育っていると簡単にあやまることはしないのかもしれないな、と今のところは理解しています。言葉はなくても、もちろん申しわけなさそうな顔をしてくれるので、それに少し救われます。
今日はベートーベンの2楽章と3楽章のリハーサル。そして、1楽章は先週上手く合わなかったところだけに焦点を合わせました。3楽章はダイナミクスの記載がない部分があるので、それをどう解釈するのかが面白いところです。
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そういえば昨日は買い物に出たモールで偶然知り合いに声をかけられました。知り合いとは私のピアニストとそのボーイフレンドなのですが、なんとなくぼんやりと歩いているところ、どこからともなく私を呼ぶ声が。ふとその声に反応し、振り向くと、彼らの顔が。ハンバーガー屋さんの前のテラスでオーダーを待っていた彼ら。話に加わると「座って」などといわれ、私もかなりリラックスした状態で楽しいひとときを過ごしてしまいました。
近所に買い物に行くだけだから、と思いつつもとりあえず、髪を整え、ほんの軽くメイクをし、あまりだらしなくない格好で出たのはとてもよかったな、と後で思いました。こちらかなりラフな方もあるのですが、私としてはやはりそれはいただけません。こうしてふと顔見知りに会ったとき、たとえ短い時間でも楽しく言葉を交わせるためには、やはりある程度身なりを整えておくことが必要、私はそのほうが気持ちがいいな、と思いました。
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