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午前中に地域の小学校のアンサンブルのクラスを見学に行きました。本当はセクショナルの指導を頼まれたのですが、この国では大学、大学院しか経験がない私は、小学校がいったいどんな様子なのかもわからないので、とりあえず様子を見せてもらって、その後、指導できるかどうか考えたいと申し出たのです。
日本の小学校が今どんな状態なのか私にはあまりよくわかりませんが、私が小学生の頃は、授業の初めと終わりにはベルが鳴り、起立、礼、など先生に敬意を表す動作が盛り込まれかなりきちんとしていたように思いますが、こちらの学校ではそういう動作が一切なく、生徒たちも多少遅れて集まってきたりするので、なんとなく授業が始まり、終わっていく印象でした。それでも、今日拝見したクラスの生徒たちはかなりきちんとしているほうだということでした。授業中は先生の言うことに対して、きちんと反応をしていたので、それは良かったと思います。
この仕事を引き受けるとすると、ボランティアになるのだろうと思うので、引き受ける前にきちんと考えたいと思っています。ボランティアで何かを行う場合、やはり私自身がそれでも気持ちよくいられることがとても大切になってくるように思うからです。演奏に関しては、演奏形態やプログラムによりボランティアでも苦になることはほとんどないのですが、指導となると、それなりの準備も必要ですし、エネルギーもかなり消耗したりします。
この話は私の友人から話が回ってきたのですが、彼は音楽教室をオープンさせたばかりでその宣伝も兼ねてこの仕事をしたいと思っているようです。ある意味、私は無償で彼の学校の看板になるわけです。と同時にこのようなクラスを指導する経験が得られるというのはプラスのことともいえます。
自分の勉強(練習)も続けていますし、自分の生徒たちもあり、今はオーケストラの仕事もあります。そのような状態のなか、また新たなプロジェクトを加えても、気持ちよくやっていけるのでしょうか?しばらく自問自答をしてみたいと思っています。
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