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2006年02月23日(木) 荒川静香さんの演技をみて

体調を整えるためにも、太陽の陽を浴びることは大切なような気がしている今日このごろ。今日は夜にレッスンを受ける予定も入っていたので、練習は後回し、早めに外出をすることにしました。

日用雑貨店で猫のえさを買いに行ったのですが、冬物のカーペット、ラグ、カーテンなどがセールになっていて、3点ほど衝動買いしてしまいました。でも、やはり自宅の雰囲気ががらりと変わるもので、とてもよい気分転換になりました。

帰宅後メールをチェックすると、先生からのメールが入っており、どうも今日はご都合が悪そう。なんだかすっかり気が抜けてしまいました。とりあえず、Excerptsの練習だけして、夕方から大学の学生を教えに行きました。

彼女はもちろん私の後輩にあたるわけですが、彼女の6月の卒業リサイタルで私が世界初演を果たした作品をプログラムに入れる予定になっていて、私がその作品だけレッスンをすることになったのです。現代曲なので今日のところはまずリズムなど楽譜に何が書かれているかということを確認する作業をしました。今後毎週会う予定なので、6月までには充分間に合うでしょう。

今日はオリンピック女子フィギュアスケートの放映をついみてしまい、夜の練習はさぼってしまいました…。
でも、音楽につながるインスピレーションを得られた夜でもありました。

荒川静香さんの演技には胸を打たれ、ほろりと涙がでてきてしまいました。技術的には多少難易度を落としたところもあったようですが、とても安定した、芸術性あふれ出る演技。技術難度を落としていたからか、多少の緊張感からか、どこか遠慮がちな印象も残りましたが、逆にそれはCalmな印象に変わり、安定性、正確性、芸術性などはピカイチだったように思います。どこか余裕すら感じさせる、スポーツというよりは芸術を観ているような気持ちになりました。

もしかして、これは音楽の演奏にもつながること?

もっともっと!と熱くなりすぎてしまったり、技術的にあまりにも無理のある演奏はやはり聴いていて心地よいものではありません。それよりも、楽譜に書かれていることに忠実に、弾き手としての自分を主張するよりも、音楽が主役となるつくりかた。そういうアプローチの大切さ。あまりうまく表現できないけれど、荒川さんの演技をみて、そんなことを思った夜でした。


けい |MAIL

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