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2006年03月02日(木) 大学生、レッスン:モーツアルト

今日は大学の学生を教えに大学へ。彼女は先週から比べるときちんとなんらかの進歩を示してくれて、今回のレッスンもとてもスムーズに運びました。

彼女に会う前にほかの学生、Gさんと久しぶりに会いました。しばらく会わないうちにいつの間にか結婚の予定もあるようで、卒業リサイタル直前というのに準備ができていない様子を話してくれました。助けて!というので、今日の私のレッスンの後に、練習室で会うことにしました。

自分のレッスンではモーツアルトのソナタをみていただきました。とりあえず、自分たちで決めたかたちを聴いていただくと、先生はいつものように「Many things excellent」と声をかけてくださいました。一箇所、私たちもリハーサルのときに、どうするのがよいだろうね…と考える部分があったのですが、そこはやはりレッスンのときにもしっかり着目されました。先生もすぐにはアイディアがまとまらず、「ではこうしてみましょうか?」「こうはどうですか?」といろいろなアイディアをだしてくださり、私たちに何通りか演奏させ、結局ベストというものをみつけることができました。私たちにもFlexibilityが要求されるレッスンですが、先生の次から次へと出てくるアイディアにはいつも驚かせられます。と同時にこんな先生と勉強でき、とてもうれしいといつも思います。

レッスンは8時半から9時半まで。その後、先生をご自宅まで送って、再び大学の練習室に戻るともう10時を少し過ぎたところでした。Gさんのことが気になり急いでかけつけると、彼女は私のことを待っていてくれていました。

早速私もリサイタルで弾いたベートーベンを聴かせてもらうと、彼女のなかでいろいろと迷いがあるのがすぐにわかりました。リサイタルは来る日曜日。もう音楽的にどうこうできる時期ではないので、とにかくリズムや音程を安定させること(今日は結局リズムだけで精一杯でしたが)だけに集中し、2時間が過ぎました。彼女はとても満足した様子で「すごく助かった!本当にありがとう!」といってくれました。

私はその後、土曜日から始まるリハーサルに向けてほんの少しですが、練習をして、帰宅しました。

私の生徒は小学生、中学生が主なので、大学生を教えるのはとても楽しいです。今日は二人の学生に接して、心からEnjoymentを感じ、充実した時間をすごしました。生徒のお母様からの不満などをぶつけられ、またGreen Cardがどうなるのかなどを考えるとなんとなく落ち込み気味だった気持ちがすっかり忘れられ、とてもすがすがしい良い気分になりました。こんな気持ちになるのは久しぶりのような気がします。


けい |MAIL

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