the mirror of me

2002年02月06日(水) 紫色の空

7時起床。
今日は面接だった。
あの会社に行くのは今日が3回目だ。
3度目の正直。
何となく嫌な予感がした。
少しでもショックを和らげるために、
もともと私には無理だったんだよと自分に言い聞かせていた。

電車に乗りながら昨日の夜必死で書いた店舗見学の感想の紙を何度も読み返した。
結果はわかっているのに、何かに縋りついて諦めきれない自分がいた。

駅について駅のトイレで少し化粧を直した。
普段殆ど化粧をしないので、鏡に映った顔は間抜けに見える。

それから約束時間の約5分前に会社に到着した。
受付で面接官に連絡を取ってもらい、部屋を案内される。
エレベーターに乗り、一歩一歩会場に近づく足取りは重い。

そこにつくと担当者さんが出迎えてくれた。
席に座り、それでは、と話が切り出され、
店舗見学の感想を、あの紙に書いたことを思い出しながら
たどたどしく声に出していく。

内容はあまり覚えていない。
とにかく必死だったから。
自分の本音はどれくらい含まれていたのだろうか?

会話がある程度終わった時、面接官から出た言葉は、
「内定出します」
だった。
私から出た言葉はあからさまな安堵感と共に、
「ありがとうございます」
だった。

その後働く上での心持やら事務処理的な話を聞いた。
とにかく良かった。
こんな私でも働ける場所はあるのか。
良かった。

仕事は多分きつい。
全く知らない業種だ。
不安の方が大きい。
でも、やってみるしかない。


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さくら [MAIL]

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