この間バイトのときペアだった気の置ける人と 軽く話していたら、私の大嫌いな二人のことを 私がちょっと引き合いに出して話をしているときに、 「私あの二人苦手」 と彼女がさらりと言った。 目ん玉が飛び出そうになった。 君もそうだったのね。やっぱそうだよね。そうだよね、そうだよね、そうだよね。 私だけじゃなかったんだ。 私の性格がおかしいからその二人と合わないんじゃなくて、 あっちの二人のほうが人と合わせてやっていけない人だったんだ。 その言葉を聞いて私は肩から何万トンもの重荷が落ちた気がした。 そして彼女がこの言葉をさらりといえる性格であることに 私は強く感謝し、いいやつだなぁと思った。
人のことを嫌いということで自分が気が楽になるって 明らかに人として最低だと思う。 しかしそれでも私はこの言葉に救われてしまったのだ。
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