the mirror of me

2005年06月07日(火) 記録

昨日英文法概論のテストがあった。
今ひとつ掴めきれてないな〜と思っていた部分がちょうど問題として出されてしまった。
頼りない回答で提出した後に気になってしまいもう一度考えてたら、急に理解できた。
そうか、そういうことだったのか、そっか〜。
で、それを忘れないようにちょっとここに書き留めておく。

a few は期待値や基準値より低い場合にいつでも使われるとのことだが、確か、中学でa few は few と対比させてプラスの意味を持っているということを習った。
例えば、
I have a few books. 私は何冊か本を持っている。
I have few books.  私は少ししか本を持っていない。
その文の話者にとって a few なら少しは持っている、 few なら少ししか持っていないというプラスかマイナスの意味が反映されると習った。
だから a few がプラスの意味であるにもかかわらず期待値や基準値より低い場合に用いられるってどういうこと??って思った。
しかしテキストに載っている a few が用いられている例文をよくよく見てみるとその謎は解けた。
その例文は選挙で、どう考えても当選するような立場にない人が立候補者にいて、こんな人に投票する有権者などいないだろうと当然思われたにもかかわらず、この人に投票した人が全体から見ればほんの極数パーセントだったが何人かはいたという事例だ。
その立候補者の獲得票は全体から見れば確かに少ないだろう。もちろん当選するなんてこともない。でもこんな人でも誰か投票する人がいたということでこの立候補者の獲得票を表すのに a few が使われている。
つまり基準値よりは低いがそれでもよくそれだけ確保しているという肯定的な意味を持つ場合に a few は用いられる。

分かって良かった。
確かにテキストにも a few の定義で「肯定的に」と書いてあるのだがその点にはあまり触れられていないのでちょっと気にはなったんだけど「これってなんだろ」ってな感じで深く考えず通過してしまい理解できていなかった。
今日適当にネット徘徊してたらちょうど誰かがこのテキストのこの部分を読んでまとめた文章があった。
実はテストでもそうだけどこの問題はもともと a few と several を取り上げた問題で、この二つの語の関係性はさほど難しくなく、というより several はなんの難しい点も持っていないので、このネット上の誰かの説明もその点に関しては適切だったと思う。だけど a few に関してその肯定の意味の側面を見落としており、 a few がただ単に期待値や基準値より低い場合に用いられるとしか説明してなかったので、十分でないと思った。もしこの文章を読んで誤ってそれをそのまま信じた人がいたとしたら不幸だと思う。

と言っても自分もテストが終わるまでこのことに気付いていなかったからテストはダメなんだけどね。
とりあえずテストで考えるきっかけを作ってもらえて理解することが出来たのでよかったかなと思う。あとあとだけど。


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さくら [MAIL]

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