::後ろ姿。 2003年09月05日(金)

が、とても淋しく思えた。
独り座り込んで煙草を吸う彼の姿は、痛々しくて、
声をかけることも阻まれた。





忘れられないその姿。





同じようなことがもしわたしの身に起こったら、すぐわかるんだよって。
「あんたはさー、すぐ顔に出るからそんぐらいわかるんだよ。」
じゃあ、あの時のわたしはどんな顔をしていたんだろう。
あの時、あんたはわたしを見るなり二人きりになりなり、
「何かあったでしょ。」
って聞いてきた。
でも、わたしもあんたに何かあったとき、すぐわかる。
あんたは態度に出るからね。
「話くらい聞いてあげるからさ。」
その言葉が、ものすごく嬉しかった。
わたしみたいなことが起きなければいいねって。
疲れた顔して笑わなくていいから。




二人してあんたのベッドに寝っ転がって、
ぽつりぽつりと話す。
思い返してみれば、あの時もそうだったような気がしない?
でも今回は、話せる仲間は二人っきりじゃないからね。
旦那もYさんも聞いてくれる。
男と女の友情って、いいねー。
友情は、成立すると心から思えます。





昨日の言葉が忘れられないんだよ。
一度気になったら、ずっと気にするタイプらしい。
ずっと頭から離れない。
わたしは何事も考えすぎなのかな。
それとも考えなさすぎなのかな。





帰ったら、話をきいて。
わたしもあんたの話を聞くよ。




明日は髪を切りに行こう。
今日はこれから本を買いに行こう。




前々からずっと読みたかった、
村山由佳著、翼を。
長くのびすぎた髪の毛を、
少し切って量をすいて前髪も少し切って。




明日の夕方、寮に帰ろう。



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