万談館
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2002年09月27日(金) G3外伝  第1話 エウーゴ前夜(5)

 ラハト艦長が戻ってくると、すぐに艦長室にシオンを呼んだ。
 シオンはMSデッキでジム�兇寮鞍�をしていた。彼が今まで乗っていたガンダムに比べると、ジム�兇牢蔽韻垢�て、いくら整備しても物足りない気持ちがする。そのため、整備直後のシオンは機嫌が悪いことがあった。
「何か用ですか?」
「これをチェックして、パイロットの休暇届を処理したまえ」
 ラハトはシオンの目の前に、分厚い書類をどさっと置いた。
「休暇?」
 シオンが書類に目を通すと、「キールピーク」の乗組員の休暇のローテーションが組まれていた。全ての日付は明日から5日のうちに終わっている。
「全員が5日以内に納まっていますね」
「今は戦時中ではないからな。一度に乗員たちの休暇を許可しようと思う」
 シオンに書類を見させている間に、ラハトは襟元を緩めながら、自分も新しい書類に目を通している。
「・・・・・・・・・」
 ラハトはシオンに詳しく説明をする気はなさそうだ。シオンは黙って書類にサインをした。
「私は明日も休みをいただきます」
「明日も?」
 ラハトは驚いたように顔を上げた。
「英雄がこれほど休みが必要だとは思わなかったよ。休暇届を出してくれれば、かまわない。しかし、明日の午前中はパイロットの補充兵が来る。その引継ぎを行ってからにしてくれたまえ」
「わかりました」

 次の日、シオンの目の前にライザ・ソレイユの姿があった。
「お久しぶりです、大尉」
 ライザは敬礼をして、補充兵の引継ぎをした後、そっとシオンに近づいて、小声でささやいた。
「(ブレックス)准将の手配です。この艦にスパイがいると言う話で、大尉に警戒するように言っていました」
「わかった」
「それで」
 ライザの声の調子が変わる。
「私も着任早々に休暇がいただけるそうで。大尉、よろしければ一緒に町に行きませんか」
「あ・・・」
 ライザの笑顔を見て、シオンが固まる。ティガのことを話そうかどうか、一瞬迷ったのだ。
「大尉?」
 そして、ライザの顔を見て、ライザと初めて話したのは、このサイド6だと言う事も思い出した。
「もし、御予定があるのでしたら、また今度でかまいません。・・・私、自分のジム�供�見てきますね」
 ライザはシオンに敬礼をして、その場から立ち去っていく。
「今度一緒にあの湖に行こう」
 シオンはライザの背中に声をかけた。ライザは振り返って、嬉しそうに手を振った。


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