天使のながばなし
maki



 渋滞

以前、詩の原稿をある出版社に送ったのだけど、
(原稿といっても、今までの詩の中から抜粋して、
 ただパソコンで打ち出しただけの、今思えば漫然としたもの)
その出版社から、出版相談会&セミナーのお知らせが来ていた。
とゆうわけで、今日それに行ってきた。

行く途中の道が渋滞。
あ〜あ、と思いながら考える。
ずーっと連なった車の先に、その原因を確認することは出来ない。
だいたいは工事とかだろうけど、ハッキリするまで安心出来ない。
わかったからといって、渋滞は解消しないのだけど。
これって心の状態と原因に似ている気がした。
いつ抜け出せるのかわからない不安感。
根本的な原因を明確にするとゆうことは、意味があるな、と。
それでどうするのか、抜け道はあるのか、
どうしようもないならどう過ごすか、受け止めるかなど見えてきたりするから。
ただイライラしたり、目を閉じてしまうと、
ずっとその気持ちから抜けだせずに過ごすことになりそう。
交差点とゆう見極めもやってくる。
何も考えず突っ込んじゃって、信号赤になって、道ふさいじゃったり。
あんな時は穴に入りたいって感じになる。
少し先への瞬間的な判断力と心の余裕を失わないようにしたい。


イトコが京都の鈴虫寺に行って、幸福御守を買ってきてくれた。
ひとつだけお願いごとをして、お寺へ返すらしい。
「ありがとう」といい、何にしようかと考えていたら、
「病気が治りますように、でしょ?そう思って買ってきたよ」と。
それを聞いてハッとして笑った。
私の頭の中と言えば、詩のことか音楽のことしかなく、
(今日は出版のことばかり考えてたから、それかな〜と)
病気のびの字も浮かんでなかったから。
そして嬉しくなった。
私の中ではもうそれはそれほど重要なことではないのだ。
あの時、あんなに私を苦しめたのに。
もう私は違う所に立っている。


ところで本を出すために、とりあえず宝くじを買おうと決めたのだった。



2003年10月11日(土)
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