天使のながばなし
maki

■■■
■■
■ 光

私が絶望の淵から生還してどれくらい経つだろう。
もう二度と光は見られないんじゃないかと思っていた。

それでも私は幸いにももう一度光を見ることが出来た。
もう一度どころかそれからの光は、
それまでに見たこともないくらいまばゆい感動に溢れたものだった。
次々と姿を変えて私を楽しませてくれた。
幸せへと導いてくれた。
すべてのものへの感謝が芽生えてやまなかった。

暗闇はたまに姿を現しては、
私へと存在を知らしめ、また光へと溶けていった。
そのたびに目を細める出会いが私に訪れた。


久しぶりに落ちています。暗闇へと。
もう私は光があるのも闇があるのも十分知ったので、
絶望感や恐怖に包まれることはないのですが。
ただくり返されたりどちらかが息を潜めたりしているだけで、
どちらだからどうとゆうことでもありません。
今は闇。
どうも周りが見えない。
つらいことを呼び寄せる。

穴に落ちるような感覚ではない。
あれ?さっきまで太陽に照らされていたのに、
一瞬で暗闇に包まれるような感覚。
いる場所は変わらない。「今」とゆうところ。
そしたらもう、ずっとそこにいたような気持ちになって、
どうやって太陽の下に出たらいいのかわからなくなる。
と思えば一瞬で太陽に包まれたりも。


耳を澄まして本当の声を聞き逃さないように。
雑音を作り出さないように。吸い寄せないように。
闇にいると見えないの。それが見えないの。
1秒後にしか。
そして責めるの。後悔するの。
また間違えちゃったって。

太陽の下ではどんな失敗の先の空までも見えるから、
何も不安になったりしないのに。

光よ、早く戻ってきてください。






2005年03月11日(金)
≪ ≫ 初日 最新 目次 HOME


My追加