天使のながばなし
maki



 くるくる巡る



自分の発したことが、
時間と空間の中で手をつないで誰かに届いていく。

こんな片隅でこそっとつぶやいた言葉が、
宇宙をまたいで光に照らされる。

そいつがまたひょっこり帰ってきて、
「これこれこうだった」と報告するんだ。

そのたび私は感動したり、後悔したり、びっくりしたりするけれど、
それにもめげず、私は思う。

表現することは、つながることだ。
だから私はリスクを冒して、表現しつづけよう。

いつもいつもこわいけど、こわいのと同じくらいの希望を抱いて、
表現し続けようと思うんだ。


2008年05月02日(金)
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