□■スペア■□
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2002年03月06日(水) あなたのおうち-Part2-

「明日、ちょっとだけ逢いに行くよ」
昨日のメッセの最後で言ってくれた。
「ほんとに少しね、車で話すだけになると思うけど・・」
いいよ・・・。
十分。。逢えるんだもん(^-^)
そりゃ、長い時間いられたらいいけど。
無理だよね、わざわざこっちまで来てくれるだけで嬉しいよ。。

「今から行くよ」
電話があって、暫くして彼が来た。
車に乗ってちょっと話してると・・・。
「そうだ!」
って車を動かす。どこ行くの?
「まだ夜に行った事ないんだ。そう言えば、今は誰も居ないんだ」
着いたのは・・・あなたの新居。
ガレージを開けて、車を入れる。
シャッターが閉まるのを見つめながら・・・
「こうやって入れば、平気でしょ。近所に見つかることもない」
ガレージから外に出ないで家に入れるもんね。
一緒に家に帰って来たみたい・・・錯覚する・・・。
まだカーテンもない部屋。
電気をつければ、外から丸見え。。
なるべく隠れるようにする私(^_^;)
一部屋一部屋、電気をつけてみて確認する彼について行く。

なんだか、複雑。。
一緒にあなたの家に居て・・嬉しいんだけど、やっぱり・・・。
無理やり明るく振舞ってる感じ。

おっきい鏡だね〜あ、もう水出るんだ!この電気いいね(^-^)

はぁ・・なんか虚しい。。
そう思った時、鏡越しに目が合った。
しまった、暗い顔してたかな・・。
あなたが電気を消した。
真っ暗。。
突然、後ろから抱き締められた。

何も言わない。
ただ、それだけ。

私は涙・・・一生懸命こらえてた。





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それだけで、十分だった。。


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