| 2007年12月24日(月) |
うさぎさん代筆:クリスマス |
今日はクリスマスイブなんだぜー。 このえはどうせ一人だから別にイブでも何でも関係ない、とか言ってたけど、やっぱりその気になったのか、鶏肉とケーキは買って来てた。 「ホントは鶏丸ごと一羽のローストチキン焼いてみたかったらしいけどね」 「それは素敵ですけど、そんな大きいもの作って、食べるのはこのえ一人なのに食べ切れるんですか?」 だから焼きたいけど諦めて普通の鶏肉買って来たんだろ。いいじゃん、実家に帰ってから作ればさ、それなら食べる奴いっぱいいるし。 『クリスマス過ぎてローストチキンって言うのもねえ…』 うめえもんはいつ食ったってうまいんだからいいんじゃね? あ、実家に帰ったらにんじんケーキ焼いてくれるって約束も忘れんなよ! 『はいはい』 「ちょっと、何ですかそれ!抜け駆けじゃないんですか!!」 はん、そんなの知るかよ、もう約束したもんなー。
もうサンタも来ないしなあ、とも言ってたけど、夕方、蘭摩から何かでっかい荷物が届いた。 「何ですか、それ?」 『蘭摩さんがエリーとペーターにクリスマスプレゼントに服贈ってくれるって言ってたんだけど…』 お、さっすが蘭摩、気が利くじゃねえか。 『…でも、服が入ってるにしては大きくない、この箱?』 「確かに…まあ、開けてみたら何が入っているのか分かるんじゃありません?」 そうだよな、開けてみろよ。 『……ちょっと、携帯取って』 どうかしたのか? 携帯で、このえは蘭摩に電話して、『聞いてませんよ!?』とか言ってる。 何だってんだ? 『だって、エリーとペーターの服だって!チャイナ服って言ったのに!』 入ってるじゃん、俺らの服。…俺らの服、と…。 「チャイナ服、を着た青いくまが入ってますね」 しかも名前が『綾』だってよ…うわー、このえ、お前また蘭摩に一杯食わされたな。 『横浜限定のチャイナ服って言ったのにー!』 「横浜限定のチャイナ服、を着たくま、だそうですよ」 ぶーぶー言いながら、このえはそのくまを抱いて撫でてるんだけどさ。 …また邪魔なやつが増えたー!ただでさえこないだ、泰衡とかって陰険野郎が来て面白くねえのにー! 『でも、綾ちゃん女の子だよ。苛めちゃだめよ』 「男だろうが女だろうが関係ありません!面白くないものはないんです!」 まあ、このえがケンカするなって言うなら、我慢するけどさー。 『そうそう、ケンカしない。蘭摩さん、エリーとペーターにもちゃんと服贈ってくれたよ。着替えてみない?』 仕方ねえから今日はそれで騙されてやるよ! 「クリスマスですからね、まあ、今日くらいは」
とりあえず、ありがとな、蘭摩。 「僕の可愛さが更に際立つ洋服です」 …寝言は寝て言え腹黒うさぎ。 「何か言いましたか野良うさぎ」 『うわーわーわー!!ケンカする子にはチキンもケーキもなし!!』
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