永久という名の瞬間
2003年12月04日(木) 軽くフラッシュバック?

 私には、中学校2年間、虐められていた記憶がある。
 私の家には『学校を休む』という観念が無くて、どんなに虐められても毎日の用に通った。
 雑巾を洗った汚い水を浴びせられても、唾を吐きかけられても、無視されても通った。幸い、友達が出来たから、意地悪をする奴を無視することが出来たから。


でも昨日は。
『消えろ』
という言葉がアタマに鳴り響いて止まらなかった。・・・それは、いつも私を虐めていた奴らが私に向かって言っていた言葉だった。
 当時の私は、
「そこに存在するものが一瞬で消える事が出来るはずがないじゃない。馬鹿ね」と応戦する事しか出来なかった。
 立ち去る事は敗北。なにしろ彼女達の言うとおりに立ち去れば、出席点すらもらえなくなるのだから。私は耐えた。耐えられたから、耐えただけだった。冷たい床に体育座りして、相手の言葉を聞き流すのが私の勝利方法だったはずだから。
だけどどんな時も、一番消えたかったのは、その場を立ち去りたかったのは、私だったのかもしれない。


 今、すごく消えたい。
 今現在は私に向かって「きえろ」といってくる人間はいないけれど、冗談ででも言われると、ちょっと戸惑ってしまう。「消えたいね」と同調されても。
「消えたい」と間接的に言われるよりも、「死にたい」と直接的に言う方が私は好きだ。

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 でもこのくらいは、そうともいえないかな???
 だって思い出したら、ただ涙が止まらなくなるだけだもん。

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photo by 東雲