永久という名の瞬間
2003年12月06日(土) 寒さって、凄いね。

 眠りにつけずに泣く事ほぼ1時間半。
 心の中からむくむくと頭をもたげてきた自殺願望に耐え切れず、私は父と母のいる寝室を抜けて、自分の部屋に向かった。
 そこには私の大好きな剃刀と、縄と、ベランダへの扉がある。

 自分の意思を確かめる為に、軽く腕を切ってみる。
 そして縄に首を通してみた。
 ベランダの扉をあけ、首からつながる縄を上部にあるパイプに結びつけようと椅子を外に出し、其の上に乗った。
 が。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・さむい。


 なんともいえないが、寝巻きという服の薄さが夜風をさらに感じさせて。
 ここにはあと数分もいられない、という意識。

 結局私は椅子を引き上げ、扉を閉じ。
 剃刀と縄を隠して寝室に戻った。
 芯まで冷えてしまった身体が、自分のアホさを痛感させていた。

ドウセワタシハ シネルホドノユウキハナイノサ

 それから私はまた泣いて。明日は日曜だからと心行くまで泣いて。
 疲れて寝るまで泣いてみた。

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 ほらね。
 全ての生けるものに馬鹿にされる資格が、私にはあるのです。

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photo by 東雲