永久という名の瞬間
2003年12月27日(土) 心を平静にするには

 私を死に駆り立てるモノは、私を引き裂くモノです。
 そう、私が死ぬほど愛している、あるいは愛したモノたちであって、私はそれから離れたいけれど離れられないのです。
だけど、私が幸せになるためには・・・

まず。
  本を読んではいけません。
 なぜなら、本物の世界を求めたくなってしまうから。
 そんなありえない理想を求めるなら、私が今立っている世界から、遠くに旅立つ努力を、再びしなければならなくなるというのに。

  勉強してはいけません。
 なぜなら思わず、この安楽な世界にしがみついてしまうから。学生という安楽な立場に、甘えてしまうから。
 私はもっと現実という地獄を知ったほうがいい。
 
  涙を流してはいけません。
 なぜなら、泣いている間に考えごとをしても、まともなことを考えられるはずが無いから。激情のままに、答えを出そうとしても無理に決まっていると判っているから。


 ・・・このように私は、これらの3つを実行して、海の底に沈むように、何も感じないままに生きていきたいと思うのです。
 そんな風に生きているこの数日、私は奇妙なほど穏やかに心を動かせて、何かを感じる事も少なくなっていて、表情を変えることも少なくなって、ある意味私が望む私像に近づけている。

 対して、本を読んで、勉強して、涙を流して・・・これまでみたいに生きていく事に縛られるのも、悪くはないと思う私もいて。

結局、理想の選択をできなくて。
 何もかも面倒くさくなって。

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photo by 東雲