永久という名の瞬間
2004年01月27日(火) 湧き上がる不快を隠してしまえれば

 朝から憂鬱でした。
 毎日の自殺願望がぐるぐる頭を巡り、布団から出たくなくて、それでも学年末試験当日だからそうもいかなくて、ずるずる布団から抜け出しました。
 胸がつかえて息苦しく、何度も何度も溜め息がでました。
 
 そうやってやっとこさ学校に向かったわけですが、試験は1教科だったので、私はさっさと帰ってきました。

 家に着くとまず母親は、「朝不機嫌そうだったから心配した」といいました。
そして「試験中だから仕方無いね」と続けました。
 その言葉は、向こうとしては、私を心配しているつもりで出たのだろうけど。私はとってもむかつきました。
・・・私は試験如きで不機嫌になる人間なんかじゃない。
 どちらかというと、貴女のそういう無神経な言葉の方が、私をイラつかせるんです。
 私は今朝、決して不機嫌だったんじゃなくて、ただ、苦しかったんだ。
・・・とまぁ、心の中ではこのように反発したい感情が渦巻いていたんですが、そんなことを言っても判ってくれる人間ではないので、黙っていました。

 でもその判断はどうやら失敗だったようでした。
 夜になって。彼女は父が仕事から帰ってきたら早速、報告のように、「今日の時音は、朝から機嫌が悪かったんだよ」と知らせたのです。
 このときはさすがに私もぷちりと切れまして、「何でそんなこと言うの!」と怒鳴ってしまいました。
 まず、情報が間違っているし。
 なんでそんな報告をいちいち母は父にするのか、そのセンスがよくわかりません。
 そして母は私に怒鳴られると、いかにも「傷つきました」という顔を父に見せて、ふてくされました。
 父も(恐らく怒鳴った私が、母の気持ちを考えていないということで)私に冷たくなりました。
 

 父も母も、私の憂鬱を、どこまでも理解しない。気力でどうにかなるものだと思っている。・・・気力で治るのなら、とっくに克服していますって。
 ただ私も「私はこんなに辛いんです!」っていちいち口にするほど悪趣味じゃないから、別に理解してくれなくていいとは思うけど。
 時々、酷く悲しい。

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photo by 東雲