2001年06月19日(火) 夏服

今日は大変雨が降りましたね…参りました(汗
本当に全く。
雨が降るっていいことない(俺にとってはね(笑

自転車で駅まで行って、帰ってくる俺にとっては死の宣告ですヽ(´ー`)ノ

今日は祖父母とご飯を食べに行きました。
前からおじいちゃんが食べに行こう言うてたので、
喜んでついてきました(爆

鶏肉を食べに行きました。
食いすぎて、倒れてました(爆
おじいちゃんが、焼けると、


『ハイ、
ハイ、ハイ。ハイ。』

と、ガンガン入れてくるからです。
お年寄り独自の行動パターンともいえるべき行動(汗
ま、嬉しいんだけどね。

そういやー独自の行動パターンといえば、
お年寄りは何度も同じことを繰り返して言うよね。
アレ俺的には結構好きですな。

何かいいね。アレ。
もちろんウザイって思う時もあるし、
何か自慢話みたいに聞こえる時もあるんだけど
『聞いて!聞いて!』
って気持ちが普通の話し方より、もっと大きく思えるんだよね。
分かって欲しいって気持ちや共感してほしいって気持ちが
手にとるように分かる。

そういう意味で僕は好きだわね。


この前さ、
祖父母は溜息まじりに言うてたんだけど、(その日の日記には書かなかったけど)

やっぱ寂しいみたいだね。
自分の息子娘はだんだん家に寄らなくなって、
最終的に老夫婦二人だけの生活。
あまりやることがなくて、
たまに行く近くにある競輪はおじいちゃんの趣味で
おばあちゃんはやることがなくて、テレビを見てる生活。

二人共通の趣味である、お出掛けや旅行。

おじいちゃんは今年で81.
運転もしがたくなってきてるらしい。
白内障になりかけているらしい。

前に白内障の手術のビデオを見たことあるけど
アレはすごかった。本当に痛そう。
眼球内(?)にある、白い何か意図の集合体みたいなのを
掃除機みたいなので、吸い取って、、、ガーゼみたいなのでそれを拭く作業。
血も当然でるから、それも掃除機みたいなので吸っていた。
その手術の模様はもちろん遠くから見たら本当に小さい手術だけど、
とても綿密な手術だろうな。

そのおじいちゃんが、段々車に乗れなくなってきている。
乗れるのはあと3年乗れたらいいかなと、自分で言っていた。
3年。
3年後に二人は何を生きがいとしたらいいのか
それをとても不安そうにしていた。
だんだん離れて大人になった息子娘。
体が不自由な二人だけの支えあいながらの生活。
通院している病院も車じゃすぐだけど、
乗れなくなったことを考えると…
やっぱ不安だろうと思う。
ドコにもいけない。
タクシーを使う余裕もないだろう。


おじいちゃんはその話の最後に、

『まぁ、なんとかなる。その時になればなんとかなる』

と、言っていた。


この時代、
老人たちは不必要な時代なのだろうか?
最近それを良く考える。
IT革命とか
意味のわからん造語を言いまくる生活の中、
ゆとりと、安定性のない生活と保証のない生活を
それぞれが未来に不安を抱えながら生きているのではないだろうか。

核家族。
同居。
孤独。

俺はまだそんなに世の中知らないしね。
色んなことこれから施設に訪れたりして現状を知っていくのだろう。

でも今分かるのは、
やっぱお年寄りって大事なんじゃないかなって思うよ

俺にはよくわからんけど、
自分の居場所を見つけられない子ども?
ひきこもりが一番多いのが40代男性?
ふれあいのない地域。隣近所。


お年寄りの手を握ったことある人は判ると思う。

あの温かいとは言いがたい手。

とても『ぬるい手』

そして、しわできめこまかな手。

あの手は何を今までに刻んできたんだろう。
戦前に生まれた彼ら彼女らの孤独や悲しみ、空腹や別れ、死を
刻んできたんだろう。

温かいとは言いがたいが、とても人間らしさを感じる存在。

家に誰かがいるということだけで落ちつくのは僕だけだろうか?
おかえりと言ってくれる存在。
ただ、いてくれるだけで安心する気持ちってある。


何もしてくれなくていいよ。
ただソコにいてくれるだけでいい。
ドコかに行きたい?なら連れて行ってあげるよ。
おなかがへった?何を食べよう。
眠たいの?枕をもってくるよ。

今、眠れないんだ。隣にいてね。


愛の形はそれぞれに違うから、形がないんだろう。
でも、俺が誰かを大切にしてる気持ちは形にできる。

自分の居場所なんてないんよ。
辛い時はある。逃げたくなる。


死が楽につながっている部分は確かにあるのかもしれない。
自分が嫌いで、切り刻みたくなる時もある。
コブシを壁にぶち当てて、血が滲む。

色んな辛いことを先送りしてきた人生。
基本的につまらない人生は自分で装飾するしかない。


自分が辛い時にいつも思い出す言葉は

おじいちゃんの
『あの時、僕は死んでおけばよかったのかもしれない』

という言葉。


忘れちゃいけないのは、何のために生きているか。
そして、自分取り巻く者への感謝。


いつも言えない言葉は同じ。

『僕が側にいてあげるよ。寂しくなんてさせない。絶対に守ってみせるよ』


一生気付けそうにない。
一生言えそうもないけど、それもいいかもしれない。
周囲への感謝。
だから今できる精一杯をしたい。

世界で一番尊敬してるおじいちゃんが笑ってくれると
僕はそれだけで幸せになれる。


何も特別なことじゃないんやよね。
ただ、側にいてほしいって気持ち。

結局愛ってそれに尽きる気がする。


とりあえず笑って生きようか。
大好きなあの人の前でいつも笑顔でいられるように。
大好きなあの子の前でいつも笑顔でいられるように。

大好きな人達を笑顔にするために。
もうちっとがんばってみようか。


弱音吐いてたって変わらない。

振り向いたって何もありゃしない。


 past    will


sk6 [手紙] [Ai to U]

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