母の日におかんにティッシュ入れとハンケチを送る。
帰って来たのが12日の深夜でもう13日になっていた。
親父が起きていたので、寝ているおかんの枕元に紙袋を置いた。
「ファサ」
「何くれんの(゚∀゚)」
起きやがった。
嬉しそうにしていた。 たった1500円くらいのものなのにね。
カーネーションは贈れなかった。 なんとなくね。喜ぶ顔を見るのが恥ずかしくて。 いや、うん。まぁそんなとこかな。
恥ずかしがることもなく、躊躇せずに、 親に感謝を伝えることのできるアイツをちょっと見習ってみて、 今年で2年目。
悪くねぇな。うん。
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後輩が泊まりにきた。 金曜の夜から日曜の朝までいた。
温泉街にある銭湯に入ってガッカリとかした。 無駄に車で走り回った。
特に言葉もなく。
それでも、たまに会話をする。
言葉の端々に、 ちょっと前まで俺に意見を言えるようなヤツじゃなかったのに、 しっかりと考えるようになった。 前から考えていたのか?少なくとも表現するようになった。
それは俺との心の距離が縮まったとかじゃなくて、 ちょっと大人になった。男になったのかなみたいな。
コイツは・・・ちょっとびっくりした。
そして、今、近い気持ちだ。 俺もお前も、アイツもな。
やっぱここでここで、今年なんかしやな、 やっぱりこのままかなみたいな諦めっていうか、 そういうことになっちまうんじゃないかなって。
ある種そういう終着点をつくることで、 がんばれるのかなみたいな。
実際そんな余裕もないっぽいんだが。
もう今年も半分終わる。 俺よ、そろそろ見つけてもいいんじゃねぇか?
そして、もう見つかっただろ。切符は。
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