2008年02月16日(土) 心、動く。

小学校の時の一番の思い出って何がありますか?

思い出って大きく二つに分かれませんか。

1つ。
行事。例えば修学旅行とかね。

2つ。
日常の何気ない一コマ。
自分でもなんで覚えてるかわからんぞ的なもの。


そして、古ければ古いほど、記憶は写真のように動かない。
場合によっては色もない。

小学校のアルバムを見て、
あ、こんなことあったなとか思い出すけれど、
なんていうか、いまいちリアリティがないって言うかね。
本当にその時間を僕は生きていたのかなみたいな感じ。
わかんないかな。


小学校の発表会に僕は呼ばれた。
全校児童19人しかいない学校に呼ばれた。

二学年が合同で行う発表会。
どれを見ても感動した。

なんつうか、もう言葉にならんかった。


気づいたら泣いていた。
嬉しいのかも悲しいのかも楽しいのかも悲しいのかも分からずに。
何で泣いてるんや?自分に聞いたら「感動してるから」
みたいな答えが返ってきた。
ただ僕は感動って言葉を知ってるからそれを使うだけで、
もっとなんかこう俺をあらわす言葉が他にあるだろうと思う。

なんつうか、心を確かに感じられる瞬間。
ここにあるって形のないものに気づく瞬間。


ということで、セリフを忘れました。すいません。


でも、皆笑ってくれたので良かった。
正直、生中継より緊張した。
生中継の時は目の前に何百人って人が目の前を通っていった。
あの時も冷や汗もんだったが、
今回はたった50人弱しかいない小学校の講堂だったのに、
ずっとずっとずっと足が震えていた。
俺がこんなにもステキな発表会にでてもいいんだろうか?
と疑問さえ浮かんだ。


泣く理由が分からずに泣いたのは、今回が2回目だ。
1回目は、大学の時の高齢者運動会あいふれの
実行委員長をして、終わりの挨拶をした後だ。

あの時は、泣きまくったなぁ・・・
俺、社会人になっても確かに、心動いてるよ。
感動してる。毎日に感動してるぜ。

あんまり書けないのは明日が放送だからなのよ。
うん、って言うか俺もどう編集されてるかわからんから、
正直見るのが怖いのよ。間違えただけにw


結論、俺は未熟である。
そして一つの答えのようなものが見つかったのだ。

それは、俺がこれから向かうべき道だ。

僕は、この土地で育ったこの土地で、もっと皆を知りたい。
できることならば皆が生きていく上で、
俺がちょっとでも誰かに幸せを運べるような
そんなメディアでありたい。

ほんのちょっと心あたたまる。
ほんのちょっと考えられる街の問題。
ほんのちょっと人生について考える。

そんな機会をこれからも作りたい。

変わっていく中で変わらないものもあるから。

俺は変わりながら、変わらないでいよう。


子どもたちが発表会の中で読んだ詩。



かたつむり

劉御 作    

かたつむり、おかしいな
めだまがツノの上にある

おかしくない おかしくない

めだまが上ならよくみえる
     
     
かたつむり おかしいな

おうちをしょって歩いてる

おかしくない おかしくない

てきにあったらもぐりこめ!
     

かたつむり おかしいな

おなかと足とがおんなじだ

おかしくない おかしくない

おなかが足ならころばない
     
     
かたつむり おかしいな
動かないのとおんなじだ!
のろくたっていいんだよ


 past    will


sk6 [手紙] [Ai to U]

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