小学校の時の一番の思い出って何がありますか?
思い出って大きく二つに分かれませんか。
1つ。 行事。例えば修学旅行とかね。
2つ。 日常の何気ない一コマ。 自分でもなんで覚えてるかわからんぞ的なもの。
そして、古ければ古いほど、記憶は写真のように動かない。 場合によっては色もない。
小学校のアルバムを見て、 あ、こんなことあったなとか思い出すけれど、 なんていうか、いまいちリアリティがないって言うかね。 本当にその時間を僕は生きていたのかなみたいな感じ。 わかんないかな。
小学校の発表会に僕は呼ばれた。 全校児童19人しかいない学校に呼ばれた。
二学年が合同で行う発表会。 どれを見ても感動した。
なんつうか、もう言葉にならんかった。
気づいたら泣いていた。 嬉しいのかも悲しいのかも楽しいのかも悲しいのかも分からずに。 何で泣いてるんや?自分に聞いたら「感動してるから」 みたいな答えが返ってきた。 ただ僕は感動って言葉を知ってるからそれを使うだけで、 もっとなんかこう俺をあらわす言葉が他にあるだろうと思う。
なんつうか、心を確かに感じられる瞬間。 ここにあるって形のないものに気づく瞬間。
ということで、セリフを忘れました。すいません。
でも、皆笑ってくれたので良かった。 正直、生中継より緊張した。 生中継の時は目の前に何百人って人が目の前を通っていった。 あの時も冷や汗もんだったが、 今回はたった50人弱しかいない小学校の講堂だったのに、 ずっとずっとずっと足が震えていた。 俺がこんなにもステキな発表会にでてもいいんだろうか? と疑問さえ浮かんだ。
泣く理由が分からずに泣いたのは、今回が2回目だ。 1回目は、大学の時の高齢者運動会あいふれの 実行委員長をして、終わりの挨拶をした後だ。
あの時は、泣きまくったなぁ・・・ 俺、社会人になっても確かに、心動いてるよ。 感動してる。毎日に感動してるぜ。
あんまり書けないのは明日が放送だからなのよ。 うん、って言うか俺もどう編集されてるかわからんから、 正直見るのが怖いのよ。間違えただけにw
結論、俺は未熟である。 そして一つの答えのようなものが見つかったのだ。
それは、俺がこれから向かうべき道だ。
僕は、この土地で育ったこの土地で、もっと皆を知りたい。 できることならば皆が生きていく上で、 俺がちょっとでも誰かに幸せを運べるような そんなメディアでありたい。
ほんのちょっと心あたたまる。 ほんのちょっと考えられる街の問題。 ほんのちょっと人生について考える。
そんな機会をこれからも作りたい。
変わっていく中で変わらないものもあるから。
俺は変わりながら、変わらないでいよう。
子どもたちが発表会の中で読んだ詩。
かたつむり
劉御 作
かたつむり、おかしいな めだまがツノの上にある
おかしくない おかしくない
めだまが上ならよくみえる かたつむり おかしいな
おうちをしょって歩いてる
おかしくない おかしくない
てきにあったらもぐりこめ!
かたつむり おかしいな
おなかと足とがおんなじだ
おかしくない おかしくない
おなかが足ならころばない かたつむり おかしいな 動かないのとおんなじだ! のろくたっていいんだよ
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