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あるこのつれづれ野球日記
あるこ
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2006年02月02日(木)
やっと見れた…ビデオ三昧


 2月は1年でもっとも忙しい時期。にもかかわらず、私いきなりの4連休なんです。給料に一抹の不安を抱きつつも、やはり休みは嬉しい。で、何してたかと言いますと、ビデオ見てました。私はマイテレビおよびマイビデオを持っていない身分なので、家のテレビがあくのを黙って待っているしかありません。我が家で私だけが働いているという現状、自宅待機組がテレビから離れることはなかなかありません。ですが、年末年始、たまりにたまったビデオを今日、ようやく見ることができたんです!『金八先生スペシャル』『ABCお笑い新人グランプリ』『10カラット(1.5ヶ月分)』『アンフェア』…。一生無理じゃないかとすら思っていたので、嬉しかったです。

 『金八先生…』で泣き、『アンフェア』で「篠原涼子はええなあ〜」と萌え、『10カラット』で「高松はいつになったら日の目を見るんだ」と嘆きましたが、やはり一番ハマったのは『ABCお笑い新人グランプリ』です。すでに結果は知っていたので、ネタに集中できました。ちまたでは、「いつにも増してレベルが低い」と評されていましたが、私的には結構楽しく見ることができました。10組が10組ともスタイルの違うネタをしていて、飽きませんでした。確かにレベルが高いかと言えば、首を縦にはできませんが、「また見たいな」と思えるメンバーでした。

 特に印象に残ったのは、ラスト3組。田中上阪、にのうらご、日刊ナンセンス。田中上阪は、「声が高い」という話は聞いていましたが、ネタを見るのは初めて。もっと声の高さを前面に出しているのかと思っていたのですが、全然違っていました。ネタもちゃんと作り込まれているという印象です。「生きているもーん」は、かなりツボに入りました。どっかで使いそうだな、私…。ネタの内容は、にのうらごが一番よかったと思いました。アラーム役の荒牧くん、かなりいい味だしています。前にbaseで見たときは、荒牧くんがオルゴール役をやっていましたが、人間二人と効果音という役設定にハマリそうです。ただ、2本目の潜水艦のネタはあまり笑えませんでした。好みの問題なんでしょう。日刊ナンセンスは、ショートコント。コントそのものは去年のイシバシハザマと似ているのですが、観客の反応を見て、「♪ややうけ(ややうけ)ややウケるショートコント〜」などと軽快なメロディーと振り付けをコントの間に入れるのが、ちょっと新しいなと思いました。メロディーが頭から離れません。兄妹漫才のビタミンSも、もっとしゃべくりに磨きをかけてがんばって欲しいなと思いました。好感が持てるコンビです。

 余談ですが、審査員の町田康さんは味な方ですね。芥川賞作家の言語感覚は、一般人には伝わらないのでしょうか。そのコンビの面白いところを一生懸命伝えようとしているのですが、舞台に立つ芸人たちは「何言われれているかよくわかりません」と周りを笑わせます。今年なら、にのうらご。去年はアジアン。一昨年なら南海キャンディーズ(山ちゃんは、なんとなくわかったみたいな感じで頷いてはいましたが)。でも、ただ「おもしろい」だけではなく、具体的にどこかどうよかったのかを言ってもらえるのは、表現者の至福なんじゃないかと思います。町田さん、審査員辞めないくださいね。