2年前の今日。 あたしは手首に傷があった。 病院に運ばれたくせに こっちに帰ってきてしまった。 逝けなかった。
最後の我侭で、 神戸でデートしてもらった。 北野に小さな神社がある。 アイツはあたしの手をひいて、 神社に入った。 「お願い事をしよう。」と。
あたしは、 アイツが別れたら あたしの元に帰ってきて欲しい。 とお願いした。
お互い、お願い事は秘密にする主義だった。 人に言うと叶わないと思っていたから。
きっと、アイツは 「大学院に合格しますように。」と。 そう願掛けをしてくれたんだと思う。
合格して1度だけ電話で話した。 「受かったよ。あたしはあたしの人生を歩む。」と。 別れたのに、誰よりも喜んでくれた。
手首の傷が消えていくように 心の傷も消えていく。 時間のもつ偉大な効力。
2002年11月09日(土)
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