オレは十二指腸潰瘍という病気持ちである。過去にそれで3度入院している。そういうわけで毎年の胃カメラ検査は欠かせないわけである。今年は職場の検診でピロリ菌陽性という診断も出た。そういうわけでオレは8月に東住吉区にある行きつけのクリニックで検査を受けたのである。眠ってる間にすべてが終わるというやつなので、胃カメラが苦手なオレでも大丈夫である。
そうして一週間後に検査結果を訊きにいったわけだが、絶滅させてしばらく存在しなかったはずのピロリ菌が復活していた。こいつが存在すると潰瘍や癌のリスクが高まるのである。当然のごとく医師から「除菌」を勧められて、これまで何度かやったことのある「抗生物質によるピロリ菌虐殺」をまたしても行うことになったのである。こんなに何度もやると耐性菌が出来るんじゃないかと心配になるレベルである。
一週間分の薬が出て、オレは毎日朝夕にその薬を律儀に飲み続けて、無事に除菌作業は終了した。あとは一ヶ月後にもう一度、今度は呼気検査をして、無事に殺せているかどうかを調べるのみである。
さて、この除菌作業には副作用と思いがけないメリットがあった。副作用というのは抗生物質が腸内細菌もみんな殺してしまうことで起きる激しい下痢である。おなかが極端に緩くなって、一日に何度もトイレに行くことになってしまうのである。飲み終えてしばらく経ってから少しずつ便がまともな形状に戻ってきてオレは安堵したが、とにかく激しい下痢は避けられない。除菌終了後に腸内にビフィズス菌とかを補うためにヨーグルトとかを食べまくったことは言うまでもない。「生きたまま腸に届く」というのは大切なことである。
メリットは月に一度通っている歯科検診の時に「歯周病菌がいません!」と驚かれたことである。ピロリ菌を殺す抗生物質は、ついでに歯周病菌も皆殺しにしていたのである。これまで検診の度に「歯周病菌がいます」「骨を溶かす菌がいます」」と言われ、洗口液をもらっていたのである。オレはその洗口液を希釈して口に含んでグチュグチュしていたわけだがそれでも歯周病菌は全滅はしなかった。それが抗生物質の働きで見事に虐殺されたのだ。それなら歯周病治療ってみんなこれでOKじゃないかと思うのである。
もちろん頑固な歯周病菌がそんなに簡単に死滅するわけもなく、またしばらく経ったら復活するのだろうと思うし、来月の歯科検診の時は「歯周病菌がいます」と言われるのかも知れない。今の状態を維持できるかどうかわからないが、オレは歯磨きの回数を増やし、時間を延ばし、歯周病菌を殺すという歯磨きをどんどん使ってみようと思うだけである。
ピロリ菌は胃がんの原因となるらしい。しかし、日本人の成人の多くは胃にピロリ菌が存在するわけで、それをみんなが除菌すれば劇的に胃がん患者を減らせるわけである。どうしてピロリ絶滅キャンペーンが行われないのかと思うのである。
そしてもう一つ気になったことだが、今回ついでに絶滅させるのに成功した歯周病菌は、大人同士のキスによる感染とかはあるのだろうか。つまり、虫歯の多いやつとキスすればそいつの悪い菌をもらう可能性があるのかということである。悪い歯周病菌を持ってるやつが不特定多数とキスをしまくるとかいうことがあればそれはもう最悪だ。どこかにキスと歯周病菌の関係について研究している人はいないのだろうか。世界のどこかでそんなくだらないことをまじめに研究している歯科医師はいるのだろうかと考えてしまったのである。
←1位を目指しています。
前の日記 後の日記