前略
過ちはいつか償えるだなんて誰が云った? 過ちはいつか忘れてくだなんて誰が云った?
遠い遠い未来。今現在で誰の手も届かない先 見えない、なにも見えない世界を 誰がその地を歩む?誰がその空気を吸う? 知らない、なにも知らない僕らを 誰が「過去」としてとらえるんだろう
遠い遠い未来にはきっと、あの日僕が負った傷など 誰も気にはしないだろう だけど 近い近い過去では多分、僕は一番に心を傷つけ そして悲しんだのだろう
過ちはいつか償えるものです 過ちはいつか忘れてくものです
けれどそれは遠い遠い未来のこと、 けれどそれは遠い遠い先のこと
草々
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