甘えた関係

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2001年12月15日(土)
Ex-Files

昏々と眠ってからやおら起きて、今度は、懇々と掃除をしていたら、カナメくんから電話がかかってきた。
(あれ?今日も仕事はいってるって言ってなかったっけ?)
と思いながらとったら、案の定仕事中で、
「電話いいの?」
って言ったら、
『カツカツカツと廊下を無意味にウオーキングしながら、ビジネストーク中を装っている。』
本人はいたって真面目な声で、そのギャップに思わず笑えた。
ってワケで、急遽、夜会うことに。
眠っておいて良かったーと、思った。
とたんに、なんか、電話の向こうでは、声をかけられたらしくって、
『じゃぁ、時間と場所はあとでまた連絡するから。待ち合わせ、20時過ぎると思けれど、へーき?』
「あ、うん。」
答えたとたん、慌しく、ツーツーツー。
でも、切る直前に、とても小声で、
『ごめんなさい。』
って、聞こえて、嬉しくて、人っ子一人居ない家のなかで、一人にやけてしまった。
かなり白痴ッポイ光景。
10日くらいぶりにきちんと会えそうなので、いつも家のなかではケータイを持ち歩かないのに、ワンピからわざわざジーパンに着替えて、ポケットにケータイを突っこみ入れて、お掃除を再開。
したのがいけなかったのか、初期不良だったのをそのまま放置していたのがいけなかったのか。
16時30分までは、ケータイ大丈夫だったくせに、17時過ぎに、壊れた。
画面がまったくつかなくなった。てゆか、ボタンどこ押しても、電源オフ状態。
壊れたと気づいた瞬間、阿呆みたく焦る。
即ドコモショップに電話して、壊れっぷりを伝えたら、
『直すのには3・4日かかりますね。』
焦りに回転(ほとんど空転)がそれによってプラス。
〔恋人の携帯番号くらい、乙女っぽく記憶しておけ。〕
と、人は言うかもしれないけれど、あたしはそれを記憶していない。
というのは、教えてもらった時点では、別にカナメくんのことはどーにも思っていなかったからだ。
家電話の着信履歴を探ってみたところ、やっぱり律儀なカナメくんは、家電話には家電話からかけいているばかりだった。
こんなときこんなとこで堅物ぶりを再確認なんてしたくない。
会社に電話しちゃヤバイよなぁ、とか、20時過ぎたくらいに会社前で待ち伏せとかいかがなもんでしょう、とか、思っては却下思っては却下。
ま、結末としては連絡ついて会えたのだけれど。
その状況ってのが、カナメくんリーマン服で背後にモト彼女さん(ただいま人妻。現在、派遣社員として在籍。)がスーツ服、あたしが、ピーコート(黒)タートルの淡い水色のセータ。
即、もうピーコートなんてせめてこの冬は着ないって決めた。
で、とりあえず、大笑いしながら近づいてきたカナメくんのハラを、ボグッとジョーク装って殴ってみた。
そしたら、またカナメくんは大笑いをするし、背後のモト彼女さんは顔を背けて笑う(見えなかったけれどたぶん絶対笑ってた)し。
『まだふてくされてるの?』
歩きながら、何度も聞かれた。
「アタリマエでしょ。」
とか、
「キライよ。」
とか、言いそうになったけれど、言うの我慢した。
言ったら、余計、今日がヤな日にメモリ傾いちゃうから、それだけは禁止。


□ごはん
朝:なし
昼:オニオンスープ
夜:ガーリックトースト・カニクリームコロッケ・魚介サラダ・りんごのソルベ・白ワイン

■音楽・本・映画
・「最遊記」の八巻(峰倉かずや)

□明日の予定
・セイリョのお風呂介助。

■メル
・とくになし。

□会話
・セイリョ:『フロ入りたい。』
電話にて、開口一番そう言われて、
「入れば?」
って受け答えたら、
『腕、いかれちゃった。』
「なんで?」
理由を聞いたら、
『うちんちの階段のとこに飾ってある額縁、あれが、落ちそうになっていて、かけ直そうとしたら、バランスを崩した。』
第三者から見たらすごくバカみたいな理由だけれど、その額縁を知っているあたしからしたら、とてもバカみたいなんて到底思えない理由で、
「じゃ、明日ね。」
明日、セイリョのオフロ介助をすることに、相成ったっていうワケ。

■睡眠時間
・4時間
3時から7時まで。
大学がもう休みでも、高校や母や父の仕事はまだ休みではないわけで。

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