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2005年06月11日(土) ■ |
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「ロード・オブ・ザ・リング旅の仲間SEE」は80点 |
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「ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間スペシャル・エクステンデッド・エディション」長い題名だなあ。 マニアックな映像の追加だけが前宣伝されてあったので、全部見終わってから感想を述べようかと思っていたのだが、さにあらず、全体的に作品自体が豊かになるような追加が多く、長いぶん、非常に充実した鑑賞をすることが出来た。 このバージョンの劇場公開は日本だけ。だそうだ。岡山県ではMOVIX倉敷のみ。しかも三部作を一週間交代で上映するという駆け足上映。第一部、もう時間ないですが、薦めします。レイトショウも8時からやってくれているので、何とか仕事帰りでも見ることが出来ます。4/16からは「二つの塔」。レイトショウもやはりやっています。 さて、あらためて第一部を見て、この作品が持つ世界観に驚かされた。エルフ、ドワーフ、人間、ホビット、の各種族の性格付けが良く分かるようになっているし、ガブリエルの豹変したときの台詞から、エルフが「唯一の指輪」を手にした場合、世界がどうなるか、想像できることに気がついた。(「民には尊敬と絶望を」)。ボロミアが単なる指輪に心奪われた人間という単純な描写になっていない。アラゴルンの心の迷いも更に分かりやすくなっている。 改めて、「指輪とはなんだったのだろうか」という大きな問いが発せられた見事な導入編であった。単なる善悪の対決ではない。最も力の弱いものが世界を変える物語。いろいろな見方が出来る。 (05.04.14記入)
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